急落する持家復活の3条件 持家月次着工は4ヶ月連続1.9万戸割れ 2023年度の住宅着工は大幅なマイナスでスタートした。持家着工は依然として沈んだままで、4月も前年同月比11.6%減、5ヶ月連続の2 万戸割れである。 更に言えば、持…続きを読む
不透明なインフレ下で稼ぐ事業の強み コロナ禍収束も視界は不透明 今年のGW、全国の観光地は人で溢れ、日常が戻った。 5類移行によって新型コロナは特別に気を付けるべき感染症ではなくなり、長かったコロナ禍が収束へ向かっている。 一つの不透明要素は…続きを読む
金融危機リスクと新年度への期待 金融危機の前触れ? 経済の脱コロナはまだ先か 一瞬、リーマン・ショックを思い起こさせた。 米国でシリコンバレー銀行、そして連鎖的にその他金融機関の経営破綻が続いた。金融市場は動揺したが、当局の対応も早く、今…続きを読む
消費者物価上昇率は鈍化するのか? 日銀新総裁、間もなく誕生 新しい日銀総裁が間もなく誕生する。 日銀の政策、総裁が発する一言一句に世界中の注目が集まるが、10年間続いてきた異次元金融緩和から正常化に向かわせるのは、とてつもなく難しい大仕事で…続きを読む
持家着工25万戸割れの現実味 単月持家着工2万戸割れが頻発 住宅着工の減少が加速し始めたか。 12月の住宅着工は全体では1.7%減に留めたものの、低層住宅の着工が全面的に苦戦した。 持家は13ヶ月連続で前年を割り、二桁減少も7ヶ月連続で…続きを読む
激動2022年 住宅業界10大ニュース ■ 2022年の住宅業界に関連する10大ニュース 経済の波乱が住宅業界を直撃 2022年はとにかく世の中の動きが激しかった。 インフレ、円安など経済動向に急速な変化が起き、住宅業界は経済環境に激しく揺さぶら…続きを読む
2022年の3つの不透明感と住宅業界 明るさに欠けた2022年 我々はコロナ禍以降、非常に先行きが読みにくい時代に生きている。 2020年は世界中がパンデミックの恐怖に陥ったが、3年目の2022年は更に難しい状況が増え、全体的に明るい話題に乏し…続きを読む
実質賃金低下では家は買えない 9月期決算は円安効果で上振れ 日本の企業がこの9月期に発表した決算では、利益の上方修正が多かった。 円安、インフレ、経済再開という状況下で、鉄鋼から商社、自動車等、多くの分野で業績が上振れた。コロナ禍でやっ…続きを読む
31年ぶりの大転換期がやって来た! 31年ぶりに上昇した住宅地地価 コロナ禍以降、世の中の変化が劇的になっている。 変化のスピードも速く、半年前とは状況が一変していたりする。 「何十年ぶり」という言葉も一体何度聞いたであろう。 特にマネー、価…続きを読む
住宅着工減少の四半世紀 住宅着工増減の歴史 住宅着工が減少期に入ったのは、1997年からである。 減少期はこれからも続くはずだが、既に今年で四半世紀ということになる。 この間、もちろん毎年減り続けていたわけではなく、4年間の増加期…続きを読む
労働力不足で大事になるダンドリ 人手不足の建設業界 建設業の就業者数の減少が続き、高齢化も進む。 以前から大工が足りなくなって家が建てられなくなるという問題も指摘されている。 一方で、ロボット技術等が進化していけば、究極的には工事を無人化…続きを読む
安倍長期政権時代の住宅業界の安定 安倍政権の功績 多くの日本人がずっしりとしたダメージを受けた衝撃的な事件である。 今年は世界を震撼させたウクライナ侵攻を始め、ショッキングで辛い出来事が多い。 日本の安全神話の崩壊とも言える安倍元首相の襲撃…続きを読む
東京都の太陽光発電義務化? 太陽光発電義務化で想定される課題 東京都の新築住宅に対しての太陽光発電義務化が揺れ始めている。 脱炭素を目指すことは求められるべき方向性であり、それ自体は地球環境対策として重要な施策であろう。 今年は電力逼…続きを読む
企業物価は40年ぶりの高騰続く 6割以上の企業が値上げへ 日本でも物価が上がって来たと感じられることが多くなった。これまで値上げを我慢してきた企業でも値上げに踏み切るところが増えている。 帝国データバンクの調査(1,855 社、複数回答)…続きを読む
2度目の2ヶ月連続持家2万戸割れ 波乱の時代に求められる適応力 2022年度は難しい年になる。住宅着工は20年度の落ち込みから回復してはいるが、ここ数年の住宅業界は激しく揺れ動いた。 2019年の消費増税、2020年から今も続くコロナ禍、2…続きを読む
ウクライナ危機の影響 ウクライナ危機と日本の住宅業界 コロナ禍の出口が見えないまま、新たな不安要素が世界を震撼させている。 人類の敵はコロナウイルスであったはずだが、ロシアがウクライナに侵攻したことで脅威となる対象が増え、先が全…続きを読む
住宅の価値観変えるグリーンフレーション 脱炭素に起因する「グリーンフレーション」 脱炭素時代の幕開けで、再生可能エネルギーの注目度が一気に高まっている。その流れを受けて、昨年から起こっているのが、原油価格の高騰等、エネルギー資源の価格上昇だ。 …続きを読む
2021年住宅業界10大ニュース 2021年の住宅業界に関連する10大ニュース ① ステイホームによる需要活性化が続き住宅市場回復、コロナ禍での販促にも慣れ、DX・オンラインが定着 ② ウッドショックによる資材不足、価格高騰が住宅業界を襲い…続きを読む
資材価格高騰はコロナ禍最大の試練か ウッドショックはインフレ圧力の序章に過ぎない 世界中がコロナに振り回されて、もう2 年が経とうとしている。 住宅に関心が高まったことで、住宅は比較的マイナス影響は少ない業界であるが、ここへ来て日に日に増して…続きを読む
グローバルでつながる住宅市場 住設大手は「海外で稼ぐ」体質に ここ数年の間に、住宅会社の海外進出が加速した。以前は住宅は国内の産業で、米国住宅市場の動きは遠い国の話だと思っていたが、コロナ禍でウッドショック等を経験し、海外情勢が国内住宅…続きを読む
環境貢献なくして企業成長なし 環境と経済の両立を考える 地球温暖化の原因が、大気中のCO2 の濃度上昇であると実証した研究成果が、今年のノーベル物理学賞に選ばれた。 受賞した真鍋氏は1960年代から気候変動予測に取り組み、複雑な物理シス…続きを読む
迫り来る住宅原価上昇の波にどう対処する? 住宅価格、適性な値上げを 住宅原価が上がるという話ばかりが出てきている。ウッドショック、省エネ基準義務化、労務費の上昇、更にはZEH 基準義務化へと、住宅はこれからますます高くなっていくと見られる。 適正な…続きを読む
リバウンド第Ⅰ四半期決算の回復度 前年上回る第1四半期決算 東京オリンピックが閉幕した3連休明けで、日本企業の多くが4~6月期の決算発表を終えた。 ほとんどの企業は前年同期を上回り、コロナ禍決算からのリバウンドは明らかである。 前年からの伸…続きを読む
東京五輪とワクチン接種 住宅業界への五輪効果 ワクチン接種により世の中を正常化へ向かわせる一歩を踏み出しつつ、コロナ禍での東京五輪がいよいよ始まる。 感染リバウンド状況下で、結局無観客開催をしなければならないという、当初の想定とは…続きを読む
大丈夫かニッポンの少子化ショック 加速する少子化 将来に亘って最も大きなダメージを与えるかもしれないコロナ影響は、日本の少子化の加速である。 ただでさえ人口減少が加速し、高齢社会へ突き進んでいる中で、コロナは子供を産みにくい環境を作ってしま…続きを読む
ウッドショックに見るコロナ影響 住宅の主要材料、木材不足の危機 比較的コロナの影響は小さかったと言える住宅業界に、これまでにない大きな波が襲って来るかもしれない。 ウッドショック。 木材が足りない、家が建たない。 そういう危機が今、住宅業…続きを読む
新年度から始まる「義務化」制度2021 割高感免れぬ税込総額表示 4月から年度も改まって、様々な新たな制度が始まった。物事を分かりやすく、誤解なくちゃんと伝えようという「義務化」が増えている。 まず、消費税を含む総額表示義務化。増税は既に行われ…続きを読む
震災10年の記憶とバブル後30年の記録 10年前~東日本大震災 あれから10年、東日本大震災はまだ終わっていなかった。 2月13日には東北地区で10年ぶりに最大震度6強の大きな揺れが襲ったが、これが10年前の余震とされる。 戦後最多の災害犠牲者数…続きを読む
非常事態も安定した供給体制を目指す コロナ禍がまだ始まったばかりの1 年前、トイレを始めとした部材調達で苦労した。部品の一部を中国で生産していたため、製品の生産自体が滞って、国内の供給が逼迫した。 2ヶ月程で平常に戻ったが、今後も何らかの変化で同様のことは…続きを読む