月刊TACT―2022年6月号

【1.今月の焦点

  • 東京都の太陽光発電義務化? -   太陽光発電義務化で想定される課題 東京都の新築住宅に対しての太陽光発電義務化が揺れ始めている。 脱炭素を目指すことは求められるべき方向性であり、それ自体は地球環境対策として重要な施策であろう。 今年は電力逼…続きを読む

2.トピック・ズームアップ

安いニッポンでの物価上昇と値上げ許容問題

  • 物価上昇が続く、食品は1万品目以上値上げ
  • 物価上昇には敏感な日本人への住宅訴求~高騰するエネルギー価格が大幅に下がる魅力

3.特集レポート

1.原価高騰下の決算分析① 21~22年度厳しさ増す環境下での好決算へ

  • 大手4社が過去最高決算~どんな状況下でも業績を上げる底堅さ
  • 戸建住宅の勝ち組は積水、住林~高単価シフトは全社に共通
  • 分譲事業、パワービルダーVSメーカー~明暗の差は土地在庫の確保
  • 賃貸住宅のグループ連携~大東建託は請負除く賃貸事業で1兆円
  • リフォームは市場環境良好も業績明暗~積水、住林好調、大和、旭化成苦戦
  • 21年度の牽引役はやはり海外事業~ESG経営、環境部門の売上比較

2.原価高騰下の決算分析② 事業別収益力比較、稼ぎ頭は何処か

  • 相次ぐ過去最高益~営業利益1000億円を超えた5社+1
  • 最も稼いだ分野は大和ハウスの事業施設~利益率11.6%、1,317億円
  • 住林の海外事業は高利益率16.2%~営業利益1,043億円と3倍増益、国内の5倍
  • コロナ禍の追い風で飯田グループ1,500億円超~オープンハウスはピーク時利益率16.0%
  • マンション収益力上昇~製販一体のオープンハウス、大和は海外も
  • ストック分野では大東建託の780億円~積水ハウスは賃貸とリフォーム高収益

3.Z世代の消費行動は“タムパ”志向

  • シニア層の消費ボリュームは縮小に向かう
  • 「ミレニアル世代」の次の「Z世代」は現在10代後半~20代半ばの年齢
  • SNS運用は投稿の内容だけでなくプロフィールやリプライの誘引も意識する
  • タイムパフォーマンスを重視し結論や正解を早く求める
  • ミニマリスト、単身者の需要で住宅は小型化?~非定住・サブスク型の住まい方も増えるか
  • Z世代の価値観と働き方の改善

4.その他

  • 【住宅メーカー・エリア深耕策】
  • ビルダー躍進でハウスメーカーは額狙いシフトが増加~福岡

    • 土地価格上昇に伴い建売ビルダー躍進、持家ビルダーも更なる拡大狙う
    • パワービルダーとは一線を画す建売が好調~セキスイハイム九州
    • マリナ通り2棟目モデルで高額層をキャッチ~住友林業
    • 価値訴求の徹底に加え「笑顔の共有」でモチベーションアップ~積水ハウス
    • 「MARE」商談も増加+新木造モデルで木造受注を本格化へ~大和ハウス工業
    • 豊富な自社地と1,000万円キャンペーンで集客好調~ミサワホーム九州
    • 資料請求&紹介で富裕層キャッチし平均単価上昇~旭化成ホームズ
  • 【ビルダー業界維新】
  • 多層的に攻めるかニッチで生き残り図るか~秋田

    • 人口減少率・高齢者比率は全国ワースト1 ~秋田市内では土地の仕入競合が激化
    • 棟数ランキングは地元ビルダーがトップ3
    • HEAT20 G3グレードの新商品を発売 ~サンコーホーム
    • 事業多角化で人材確保のブランディング~プライムハウス
    • 「小さな平屋」でニッチな需要を確実に掴む~クリエイトホームズ
  • 【好調ビルダー事例】
  • 「先義後利」地域に貢献できる会社として成長図る~クリエイト礼文

    • 粗利の確保と土地注力で利益伸ばす
    • 社内改革し「働きやすい会社」へ
    • リゾート事業で更なる発展と地域貢献図る
  • 【WEB集客戦略】
  • 「スマホファースト」、本当にできていますか?

    • 情報の見やすさの問題~お客様のスマホ画面は想像以上に小さい
    • ホームページの使いやすさ~WEB担当者だけでなく多くの人の目で確認を
  • 【住宅会社の動画活用講座】
  • アカウントを分けて、投稿動画のジャンルを統一

    • アカウントに統一感を出しフォロワー増加
    • 再生回数増加にはカバー画面、BGMも重要
  • 【広告に見る住宅業界】
  • 注目広告ピックアップ~ 2022年5月
  • 新商品・新提案情報 2022年5月 
  • 【MONTHLY DATA FILE 2022年4月 県別着工統計データ】

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■過去の『月刊TACT』

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