【1.今週の視点】
2月消費動向調査/消費者心理(消費者態度指数)3カ月連続悪化
●景気動向
内閣府が4日発表した2月の消費動向調査によると、消費者心理を示す「消費者態度指数」が35.0となり、前月比0.2ポイント低下し3カ月連続の悪化となった。35.0は23年3月以来の低水準となる。消費者態度指数を構成する4つの意識指標のうち、「暮らし向き」が0.3ポイント、「収入の増え方」が0.2ポイント、「耐久消費財の買い時判断」が0.3ポイントの低下となった。「雇用環境」は0.1ポイント改善した。内閣府では基調判断を「足踏みがみられる」に据え置いたが、マインド低下が懸念される。
住宅市場は、主力の戸建請負で厳しい受注環境が続いているが、中身の濃い住宅計画者も確実に動いている。積極的な仕掛けの継続、迅速・丁寧なフォロー、期待を裏切らない接客・商談で背中を後押ししたい。
■消費者心理(消費者態度指数)の推移
資料)内閣府「消費動向調査」
【2.2月受注速報】
2025年2月受注・集客動向(中間速報)
~【受注】判明8社中プラス2社、横ばい1社、マイナス5社
【3.イベント情報】
期末【3月】販促仕掛けの紹介
~大和H・住林・ヤマダ・一条など複数仕掛け目立つ
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1269 (8/4/2025) - 【1.今週の視点】 6月新設住宅着工戸数▲15.6%、3カ月連続減/持家▲16.4%、貸家▲14.0% ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると6月の新設住宅着工戸数は55,956戸、前年同月比▲15.6%(前年6月▲6…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1268 (7/28/2025) - 【1.今週の視点】 全国百貨店売上高/6月▲7.8%、5カ月連続減 ●消費動向 日本百貨店協会が25日発表した6月の全国百貨店売上高は、前年同月比▲7.8%、5カ月連続減となった。東京・大阪など「全国10都市」は▲8.5…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1267 (7/22/2025) - 【1.今週の視点】 6月消費者物価指数3.3%上昇、前月比0.4ポイント低下も7カ月連続3%台 ●消費者物価 総務省が18日発表した6月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は、前年比で3.3%の上昇…続きを読む