【1.今週の視点~10月「景気動向指数」/一致・先行指数とも2カ月ぶり改善】
●景気動向
内閣府が7日発表した10月の景気動向指数(2015年=100、速報値)は、景気の現状を示す【一致指数】が104.5となり、前月比2.9ポイント上昇、2カ月ぶりの改善となった。上昇幅は89年3月以来の大きさ。9月に相次いだ自然災害の影響が解消されたことが寄与した。一方、数カ月先の景気を示す【先行指数】は100.5となり、前月比0.9ポイント上昇、2カ月ぶりの上昇となった。景気の基調判断は「足踏みを示している」とし前月から据え置いた。
住宅市場は、主力の戸建請負に上向きの動きが見られるが消費税増税に加え、増税対策も絡み見通しは読みづらい。それでも、「確実に消費税8%のうちに」と考える中身の濃い住宅計画者が堅調に動いている。中長期客の誘致や展示場前での呼び込みなど徹底し、新春集客で数多くの有力客を確保したい。
■景気動向指数の推移
資料)内閣府「景気動向指数」
【2.競合分析】
2018年・住宅会社から見た気になるビルダー(九州・沖縄編)
~シアーズホーム、東宝ホーム、晃栄住宅、よかタウンなど
【3.トピック】
積水ハウスが地方創生事業『道の駅プロジェクト』始動
~米マリオットと協業、第1弾・20年秋5府県15カ所開業
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 2021年JSKスペシャルセミナー『変化する潮流を乗りこなす術』 (1/13/2021) - セミナーに申込む セミナー概要 ※クリックするとご案内PDFが開きます TACTセミナー TACT会員またはTACTリフォーム会員は無料枠をご利用可能です。※TACT会員は1月号発送時に無料枠の残数を同封し…続きを読む
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- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1047 (12/21/2020) - 【1.今週の視点】 政府の2021年度GDP成長率見通し4.0% ●経済見通し 政府は毎年末に翌年度の経済見通しを示すが、18日、令和3年度(2021年度)の実質国内総生産(GDP)の伸び率を20年度比でプラス4.0%と…続きを読む