【1.今週の視点~2月街角景気/現状3カ月ぶり改善/先行き2カ月ぶり悪化】
●景気動向
内閣府が8日発表した2月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景況感を示す【現状判断】が47.5となった。前月比0.9p上昇、3カ月ぶりの改善だが、節目となる50を14カ月連続下回っている。
一方、2~3カ月先の景況感の見通しを示す【先行き判断】は48.9となり、前月比0.5p低下、2カ月ぶりの悪化となった。内閣府では基調判断を「緩やかな回復基調が続いている」に引き上げた。しかし、1月の景気動向指数の基調判断が下方修正されるなど先行きの不透明感は否めない。
住宅市場は2月時点でも主力の戸建に消費増税の駆け込みの動きは殆どみられないが、アパートでは駆け込みが発生している。消費増税も不透明だが、積極的な仕掛けとフォローの徹底を継続し、ランクアップ、歩留まりアップにつなげたい。
●2019年2月受注棟数伸率
★全体9社計…2.8%増、前月比0.3p低下、11カ月連続増
★大手4社計…8.6%増、前月比3.7p上昇、10カ月連続増
★中堅5社計…▲9.1%、前月比3.9p低下、2カ月連続減
■街角景気の推移
※資料/内閣府「景気ウォッチャー調査」
【2.2月受注速報】
主要9社計2.8%増、11カ月連続増
~【受注】戸建/緩やかな回復、アパート/駆け込み目立つ、【集客】▲1~2%、一服感
~【受注】戸建/緩やかな回復、アパート/駆け込み目立つ、【集客】▲1~2%、一服感
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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