【1.今週の視点】
9月百貨店売上高2.3%増、31ヵ月連続増/美術・宝飾・貴金属7.1%増、44ヵ月連続増
●消費動向
日本百貨店協会が25日発表した9月の全国百貨店売上高は、前年同月比2.3%増、31カ月連続増となった。新型コロナ前の2018年比では4.4%増となる。商品別には、ラグジュアリーブランドのバッグなど身のまわり品や、時計、美術・宝飾などが引き続き好調で「美術・宝飾・貴金属」は7.1%増、44カ月連続増となる。
住宅市場は、大手中堅住宅メーカー15社の9月受注棟数が前年同月比1.3%増、先行指標の集客が▲3%となった。主力の戸建請負は建替え中心に3,000万円台ボリュームゾーンで厳しい状況が続いているが、5,000~6,000万円以上の富裕層は堅調に推移している。富裕層需要を積極的に取り込んでいきたい。
■百貨店売上高の伸び率推移

資料)日本百貨店協会
【2.受注情報】
2024年度第2Q(7-9月)受注動向
~好調度・堅調度ランキング①一条工務店、②積水ハウス、③大和ハウス
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1279 (10/21/2025) - 【1.今週の視点】 日銀「生活意識アンケート」/景況感は微幅改善 ●景況感 日銀が10日発表した2025年9月の「生活意識に関するアンケート調査」によると、「1年前と比べた現在の景況感」について「良くなった」の回答が3.…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1278 (10/14/2025) - 【1.今週の視点】 9月街角景気/現状判断・先行き判断とも5カ月連続改善 ●景気動向 内閣府が8日に発表した9月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景気判断を示す現状判断DIが47.1となり、前月比で0.4…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1277 (10/6/2025) - 【1.今週の視点】 8月新設住宅着工戸数▲9.8%、5カ月連続減/持家▲10.6%、貸家▲8.1% ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると8月の新設住宅着工戸数は60,275戸、前年同月比▲9.8%(前年8月▲5.1%…続きを読む
