【1.今週の視点】
2020年【公示地価】/全用途5年連続上昇も新型コロナ影響懸念
●地価動向
国交省が18日発表した2020年1月1日時点の公示地価は、全国全用途の平均で前年比1.4%の上昇となり5年連続で上昇した。
住宅地は0.8%、3年連続、商業地は3.1%、5年連続の上昇となった。三大都市圏、地方圏とも前年比で上昇となる。但し、今回の地価には新型コロナウイルスの影響は殆ど含まれておらず、今後の影響が懸念される。
住宅市場にとって地価の緩やかな上昇は後押し材料となるが、新型コロナにより地価下落となれば、さらに様子見・長期化要因が増えることになる。
今後、厳しい市場環境が続くことが予想されるが、それでも住宅計画者は確実に動いている。自社の強み訴求、丁寧なフォローの徹底で背中を後押ししたい。
■2020年の公示地価の変動率
資料)国交省
【2.業界動向】
住宅メーカーの海外進出事例紹介
~アメリカ中心に積水・住林は海外事業売上高4,000億円に迫る
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1282 (11/10/2025) - 【1.今週の視点】 10月地域経済/全11地域で総括判断「据え置き」 ●地域経済 財務省が6日に発表した10月の「経済情勢報告」によると、各地域の総括判断において全国11地域の判断を据え置いた。全国の総括判断は9四半期連…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1281 (11/4/2025) - 【1.今週の視点】 9月新設住宅着工戸数▲7.3%、6カ月連続減/持家▲5.6%、貸家▲8.2% ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると9月の新設住宅着工戸数は63,570戸、前年同月比▲7.3%(前年9月▲0.6%)…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1280 (10/27/2025) - 【1.今週の視点】 9月全国消費者物価指数2.9%上昇、4カ月ぶり伸び率拡大 ●消費者物価 総務省が24日発表した9月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は、前年比で2.9%上昇した。伸び率は前月の…続きを読む
