週刊住宅産業エクスプレス―vol.990

【1今週の視点~10月「月例経済報告」/総括判断5カ月ぶり下方修正】

●景気動向

内閣府が18日発表した10月の月例経済報告によると、国内景気の総括判断を「輸出を中心に弱さが長引いているものの、緩やかに回復している」とし、前月の「続いている」の表現から下方修正した。下方修正は5カ月ぶり。

米中貿易摩擦を背景に中国経済が減速し、生産が悪化したことなどが要因。景気の先行きについては、消費増税後の消費者マインドの動向と台風19号などの自然災害が経済に与える影響を留意点として追加した。

19年度上半期(4-9月)の住宅市場は、駆け込みの反動減や後押し材料不足による様子見・長期化で苦戦するところが目立った。それでも中身の濃い住宅計画者が確実に動いている。

ランクアップやクロージングのハードルは高いが、積極的な仕掛けの継続で住宅計画者の背中を後押ししたい。

■内閣府「月例経済報告」(令和元年10月)より内閣府「月例経済報告」(令和元年10月)より

 

【2.ビルダー・FC特集

2019年7-9月受注・集客動向
~【受注】集客減・長期化▲2ケタ続く/【集客】休日当り▲2ケタ、重い動き続く
 
 

【3.受注情報

2019年9月受注最終集計
~15社計▲11.0%、大手10社▲10.8%、中堅5社▲12.8%
 

 
※掲載企業
三井ホーム、一条工務店、大成建設、クレバリーホーム、セルコホームetc…  
 

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1263 (6/24/2025) - 【1.今週の視点】 5月消費者物価指数3.7%上昇/3カ月連続上昇、6カ月連続3%以上 ●物価動向 総務省が20日に発表した5月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は111.4となり、前年同月比3.…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1262 (6/16/2025) - 【1.今週の視点】 6月月例/基調判断「緩やかに回復も米国通商政策など不透明感」据え置き ●景気動向 内閣府が11日に公表した6月「月例経済報告」によると、国内景気の基調判断を「緩やかに回復しているが、米国の通商政策等に…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1261 (6/9/2025) - 【1.今週の視点】 4月景気動向指数/一致指数(足元)2カ月連続悪化、先行指数3カ月連続悪化 ●景気動向 内閣府が公表した4月の景気動向指数(2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数が115.5となり、前月…続きを読む

 

by .