週刊住宅産業エクスプレス―vol.956

【1今週の視点~1月街角景気/現状2カ月連続↓・世界景気減速/先行2カ月ぶり↑・大型連休期待】

●景気動向
内閣府が8日発表した1月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景況感を示す【現状判断】が45.6となり、前月比1.2p低下、2カ月連続の悪化となった。節目となる50を13カ月連続で下回った。一方、2~3カ月先の景況感の見通しを示す【先行き判断】は49.4となり、前月比1.5p上昇、2カ月ぶりの改善となった。現状は米中貿易摩擦など世界景気減速が下押しとなり、先行きは大型10連休への期待などがあるという。
住宅市場は1月時点でも消費増税に対する駆け込み的な動きは殆どないが、緩やかな回復基調が続いている。先行指標の集客も堅調に推移している。先行きの見通しは決して楽観できないが、中身の濃い住宅計画者が確実に動いている。新春客のランクアップに注力し、一件でも多くの受注に結び付けたい。
●2019年1月受注棟数伸率
全体10社計…4.1%増、前月比2.2p上昇、10カ月連続増
大手 7社計…4.4%増、前月比2.2p上昇、9カ月連続増
中堅 3社計…▲7.2%、前月比7.7p低下、4カ月ぶり減
 
■街角景気の推移
※資料/内閣府「景気ウォッチャー調査」
 

【2.1月受注速報

 主要10社計4.1%増、10カ月連続増
~受注/駆け込み無いが緩やかな回復続く、集客/営業日当たり実質2~3%増
 
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■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

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