【1.今週の視点】
5月月例/「緩やかに回復しているが、米国の通商政策等による不透明感」
●景気動向
内閣府が22日に公表した5月の月例経済報告によると、国内景気の基調判断を「緩やかに回復しているが、米国の通商政策等による不透明感がみられる」とし、前月の判断を据え置いた。個別項目では、「輸入」の判断を「このところ持ち直しのうごきがみられる」とし、前月の「おおむね横ばいとなっている」から上方修正した。上方修正は昨年11月以来、6カ月ぶりとなる。その他項目の判断は据え置いた。
住宅市場は、大手中堅住宅メーカー15社の4月受注が全体棟数伸び率で前年同月比▲5.0%、先行指標の集客が同▲15%となった。また、GWの集客伸び率は前期比▲20%となった。集客は新型コロナと消費増税の影響を除く18年比で50%内外の水準で推移しており、GWも同57%水準となる。WEB強化など集客の底上げに注力したい。
■内閣府「月例経済報告」(令和7年5月)
【2.イベント情報①】
速報!2025年GW集客状況
~【来場伸率】▲20%、18年比57%水準/【総合評価】何とも言えない
【3.イベント情報②】
2025年GW集客の【事前予約率】、【新規集客・新規名簿の情報源構成比】
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1264 (6/30/2025) - 【1.今週の視点】 5月全国百貨店売上高▲7.0%、4カ月連続減/インバウンド(免税売上)▲40.8% ●個人消費 日本百貨店協会が24日発表した5月の全国百貨店売上高は、前年同月比▲7.0%、4カ月連続減となった。同協…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1263 (6/24/2025) - 【1.今週の視点】 5月消費者物価指数3.7%上昇/3カ月連続上昇、6カ月連続3%以上 ●物価動向 総務省が20日に発表した5月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は111.4となり、前年同月比3.…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1262 (6/16/2025) - 【1.今週の視点】 6月月例/基調判断「緩やかに回復も米国通商政策など不透明感」据え置き ●景気動向 内閣府が11日に公表した6月「月例経済報告」によると、国内景気の基調判断を「緩やかに回復しているが、米国の通商政策等に…続きを読む