【1.今週の視点】
4月【景気動向指数】【消費支出】とも過去最大マイナス幅
●景気動向
内閣府が5日発表した4月の景気動向指数(速報値、2015年=100)は、景気の現状を示す一致指数が前月比7.3ポイント低下の81.5、2~3カ月先の見通しを示す先行指数が同8.9ポイント低下の76.2となった。両指数とも比較可能な85年以降で最大のマイナス幅となった。
一方、総務省が5日発表した4月家計調査では、1世帯当たり(2人以上)の消費支出が前年同月比▲11.1%となった。比較可能な01年以降で最大のマイナス幅となった。新型コロナウイルスの影響が拡大している。
住宅市場は、大手住宅メーカー10社の4月受注が前年同月比▲31%、先行指標の集客が▲80%となった。
5月はさらにマイナス幅拡大が予想されるが、住宅計画者は確実に存在する。住宅業界では既に集客、商品・提案、商談など多方面で新しい動きが出始めている。知恵とアイデアによる柔軟な変化で住宅計画者の期待に応えたい。
■景気動向指数の推移(内閣府)
【2.商品情報】暮らし変化・コロナ(疫病)共存を見据えた商品戦略
~大和「快適ワークプレイス」等、ヤマダ「NEXIS抗菌+」、サンヨー「ゆとりモア」
【3.イベント情報】販促イベントもWEB活用が拡大する
~PHs「WEBライブセミナー」、大和・ミサワ・東急不・東大「オンライン・フォーラム」
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1261 (6/9/2025) - 【1.今週の視点】 4月景気動向指数/一致指数(足元)2カ月連続悪化、先行指数3カ月連続悪化 ●景気動向 内閣府が公表した4月の景気動向指数(2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数が115.5となり、前月…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1260 (6/3/2025) - 【1.今週の視点】 4月新設住宅着工戸数▲26.6%、3カ月ぶり減/持家▲23.7%、貸家▲27.9% ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると4月の新設住宅着工戸数は56,188戸、前年同月比▲26.6%(前年4月13…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1259 (5/26/2025) - 【1.今週の視点】 5月月例/「緩やかに回復しているが、米国の通商政策等による不透明感」 ●景気動向 内閣府が22日に公表した5月の月例経済報告によると、国内景気の基調判断を「緩やかに回復しているが、米国の通商政策等によ…続きを読む