【1.今週の視点】
10月消費者物価指数2.3%上昇/電気・ガス代負担軽減策で2カ月連続低下
●消費者物価
総務省が22日に発表した10月の全国消費者物価指数(2020年=100)によると、変動が大きい生鮮食品を除く総合が108.8となり、前年同月比2.3%の上昇となった。政府の電気・ガス代負担軽減策による押し下げ効果により、上昇幅は前月比0.1ポイント低下、2カ月連続の低下となった。電気代や都市ガス代を含むエネルギー関連の上昇率は2.3%となり、前月比3.7ポイントの低下、2カ月連続の低下となった。一方、食品の値上げが進み、特に米類は過去最大の伸びとなった。
住宅市場は、大手中堅住宅メーカー15社全体の10月受注棟数伸び率が前年同月比▲0.4%となり、6カ月ぶりにマイナス受注となった。主力の戸建請負ではボリュームゾーン3,000万円台で予算が追い付かない検討客が多く、慎重な動きが目立つ。安心・安全の提案で住宅計画者の背中を後押ししたい。
■消費者物価指数の伸び率推移

資料)総務省「全国消費者物価指数」
【2.業界動向】
2024年発表の住宅メーカー【新規事業・多角化・海外関連】ニュース
~【国内】積水・大和/CVCファンド本格運用、【海外】アメリカ中心に展開加速
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1281 (11/4/2025) - 【1.今週の視点】 9月新設住宅着工戸数▲7.3%、6カ月連続減/持家▲5.6%、貸家▲8.2% ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると9月の新設住宅着工戸数は63,570戸、前年同月比▲7.3%(前年9月▲0.6%)…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1280 (10/27/2025) - 【1.今週の視点】 9月全国消費者物価指数2.9%上昇、4カ月ぶり伸び率拡大 ●消費者物価 総務省が24日発表した9月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は、前年比で2.9%上昇した。伸び率は前月の…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1279 (10/21/2025) - 【1.今週の視点】 日銀「生活意識アンケート」/景況感は微幅改善 ●景況感 日銀が10日発表した2025年9月の「生活意識に関するアンケート調査」によると、「1年前と比べた現在の景況感」について「良くなった」の回答が3.…続きを読む
