【1.今週の視点】
9月月例経済報告/基調判断「一部に足踏み残るが緩やかに回復」据え置き
●景気動向
内閣府が18日に公表した9月の月例経済報告によると、国内景気の基調判断を「一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」とし、8月の判断を据え置いた。個別項目では、「倒産件数」の判断を「このところ増勢が鈍化している」とし上方修正、「国内企業物価」の判断を「このところ上昇テンポが鈍化している」に表現変更した。
住宅市場は、大手中堅住宅メーカー15社の8月
受注集客状況が出揃い、全体受注棟数が前年同月比9.1%増、先行指標の集客が全体で約▲7%となった。主力の戸建請負は厳しい受注環境が続いているが、前年までのハードルが低い中でようやく底を打ち、持ち直しの兆しも感じられる。先行きは不透明だが、積極的な仕掛けを継続し、住宅計画者の背中を後押ししたい。
■内閣府「月例経済報告」(令和6年9月)
【2.イベント情報 2024年9月シルバーウィークのイベント紹介】
~複数仕掛けもあるが大型の仕掛け無く、やや物足りない印象
【3.受注情報 2024年8月受注最終集計】
~大手・中堅15社9.1%増、大手10社6.2%増、中堅5社26.1%増
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1272 (9/1/2025) - 【1.今週の視点】 7月新設住宅着工戸数▲9.7%、4カ月連続減/持家▲11.1%、貸家▲13.1% ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると7月の新設住宅着工戸数は61,409戸、前年同月比▲9.7%(前年7月▲0.2…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1271 (8/25/2025) - 【1.今週の視点】 7月全国消費者物価指数3.1%上昇、8カ月連続3%台 ●消費者物価 総務省が22日発表した7月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は、前年比で3.1%の上昇となった。伸び率は前月…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1270 (8/12/2025) - 【1.今週の視点】 7月街角景気/現状判断・先行き判断とも3カ月連続改善 ●景気動向 内閣府が8日に発表した7月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景気判断を示す現状判断DIが45.2となり、前月比で0.2…続きを読む