週刊住宅産業エクスプレス―vol.1227

【1今週の視点】

9月月例経済報告/基調判断「一部に足踏み残るが緩やかに回復」据え置き

●景気動向
内閣府が18日に公表した9月の月例経済報告によると、国内景気の基調判断を「一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」とし、8月の判断を据え置いた。個別項目では、「倒産件数」の判断を「このところ増勢が鈍化している」とし上方修正、「国内企業物価」の判断を「このところ上昇テンポが鈍化している」に表現変更した。
住宅市場は、大手中堅住宅メーカー15社の8月
受注集客状況が出揃い、全体受注棟数が前年同月比9.1%増、先行指標の集客が全体で約▲7%となった。主力の戸建請負は厳しい受注環境が続いているが、前年までのハードルが低い中でようやく底を打ち、持ち直しの兆しも感じられる。先行きは不透明だが、積極的な仕掛けを継続し、住宅計画者の背中を後押ししたい。

■内閣府「月例経済報告」(令和6年9月)

 

【2イベント情報 2024年9月シルバーウィークのイベント紹介】

~複数仕掛けもあるが大型の仕掛け無く、やや物足りない印象

 

【3受注情報 2024年8月受注最終集計】

~大手・中堅15社9.1%増、大手10社6.2%増、中堅5社26.1%増

  

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1281 (11/4/2025) - 【1.今週の視点】 9月新設住宅着工戸数▲7.3%、6カ月連続減/持家▲5.6%、貸家▲8.2% ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると9月の新設住宅着工戸数は63,570戸、前年同月比▲7.3%(前年9月▲0.6%)…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1280 (10/27/2025) - 【1.今週の視点】 9月全国消費者物価指数2.9%上昇、4カ月ぶり伸び率拡大 ●消費者物価 総務省が24日発表した9月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は、前年比で2.9%上昇した。伸び率は前月の…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1279 (10/21/2025) - 【1.今週の視点】 日銀「生活意識アンケート」/景況感は微幅改善 ●景況感 日銀が10日発表した2025年9月の「生活意識に関するアンケート調査」によると、「1年前と比べた現在の景況感」について「良くなった」の回答が3.…続きを読む
by .