週刊住宅産業エクスプレス―vol.1213

【1今週の視点】

1-3月法人企業統計/売上高2.3%増、経常利益15.1%増、設備投資額6.8%増

●企業動向
財務省が3日発表した2024年1-3月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の売上高は前年同期比2.3%増、12四半期連続の増収、経常利益は15.1%増、5四半期連続の増益となった。
幅広い業種で価格転嫁が進んだことが寄与した。
また、設備投資額は6.8%増、12四半期連続増となった。
製造業が同8.7%増、非製造業が5.8%増となる。製造業では輸送用機械や食料品、非製造業では運輸業、郵便業などがプラスに寄与した。

住宅市場は主力の戸建請負、特に急ぐ理由のない建替え層で重い動きが続いている。先行指標の集客は底打ちから上向きの兆しもあるが、住宅価格の高騰、物価高、実質賃金低下が重しとなっている。
積極的な仕掛け、迅速・丁寧な対応で住宅計画者の背中を後押ししたい。

■財務省「法人企業統計調査」
財務省「法人企業統計調査」※時事通信社、JIJI.COMより

 

【2.顧客情報】2023年度・住宅メーカーの戸建請負に見る顧客特性

【新築比率】74%に上昇、【平均請負金額】4,548万円、前期比8.7%上昇
  

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

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