【1.今週の視点】
日銀「地域経済報告」/全地域「持ち直し」「緩やかに持ち直し」
●景気動向
日銀が20日発表した「地域経済報告(さくらレポート)」(2023年4月)によると、全国9地域の景気の総括判断において、「東海」を上方修正する一方、「東北」を下方修正し、その他7地域は前回1月の判断を据え置いた。
各地域とも資源高の影響を受けつつも、供給制約や新型コロナの影響の和らぎを背景に、総括判断は「持ち直している」「緩やかに持ち直している」となる。
住宅市場は、間もなく集客のヤマ場となるGWを迎える。今年のGWは住宅計画者の相当数が旅行やレジャーに流れることが予想されるが、積極的な仕掛けで1組でも多くの有力見込み客を確保したい。先行きは不透明だが、中身の濃い住宅計画者が確実に動いている。
期待を裏切らない初回接客、自社の強み訴求、丁寧なフォロー、安心・安全の提案など徹底し、ランクアップ、契約へと結び付けたい。
■各地域の景気の総括判断と前回との比較
資料)日本銀行「地域経済報告(さくらレポート)」(2023年4月)
【2.ビルダー・FC特集】2023年1-3月受注・集客動向
~【受注】5社中4社▲2ケタ、厳しい状況続く、【集客】▲1ケタも慎重客目立つ
【3.イベント情報】住宅メーカーの2023年【GW】販促仕掛け
【4.受注情報】大和ハウス2023年3月受注・集客
~戸建/ハードル低いが「良い」、分譲/集客厳しい、集合/順調
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1278 (10/14/2025) - 【1.今週の視点】 9月街角景気/現状判断・先行き判断とも5カ月連続改善 ●景気動向 内閣府が8日に発表した9月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景気判断を示す現状判断DIが47.1となり、前月比で0.4…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1277 (10/6/2025) - 【1.今週の視点】 8月新設住宅着工戸数▲9.8%、5カ月連続減/持家▲10.6%、貸家▲8.1% ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると8月の新設住宅着工戸数は60,275戸、前年同月比▲9.8%(前年8月▲5.1%…続きを読む
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