週刊住宅産業エクスプレス―vol.1095

【1今週の視点】

12月日銀短観/業況判断は大企業製造業・横ばい、大企業非製造業6期連続改善

●日銀短観
日銀が13日発表した12月短観によると、大企業製造業の業況判断指数(DI)がプラス18、大企業非製造業がプラス9となった。
製造業は前回9月調査と同水準、非製造業は6期連続で改善した。
但し、先行きについては大企業製造業が13、大企業非製造業が8となり、いずれも現状より悪化を見込む。原油など原材料価格の高騰や部品の供給制約などが幅広い業種で下押し要因となっている様子。

住宅市場は、大手中堅住宅メーカー15社の最終集計で11月受注棟数伸率が前年同月比▲8.8%、集客が▲20%となった。
受注はローン控除駆け込みの反動に加え様子見が目立ち、集客は展示場中心に厳しい状況が続いている。
リアルな集客、商談、ランクアップに繋げられるように、新春の仕掛けに知恵を絞りたい。
 

■製造業・非製造業の業況判断(2021年12月)
製造業・非製造業の業況判断(2021年12月)資料)日本銀行「短観」2021年12月(全国企業短期経済観測調査)

 

【2.イベント情報】2022年新春の【展示場オープン日】と【販促仕掛け】

~展示場/大和・旭化成・地所Hは10連休、販促/新商品・こどもみらいなど訴求
 

【3.受注情報】2021年11月受注最終集計

~大手中堅15社▲8.8%、大手10社▲9.3%、中堅5社▲5.7%
 
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…  
 

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

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