【1.今週の視点】
4月月例「景気は新型コロナの影響で急速に悪化、極めて厳しい状況」
●景気動向
内閣府が23日発表した4月の月例経済報告によると、国内景気の総括判断を「新型コロナウイルス感染症の影響により、急速に悪化しており、極めて厳しい状況にある」とし、2カ月連続で大幅に下方修正した。
3月は6年9カ月ぶりに「回復」の文言が削除されたが、4月はリーマンショック後以来10年11カ月ぶりに「悪化」の文言が入れられた。個別項目では「個人消費」「輸出」「生産」「企業収益」「業況判断」「雇用」の6項目が下方修正された。
住宅市場では、先行指標の集客で新型コロナの感染拡大の影響が拡大しており、受注でも3月中旬以降は予定通り商談が進まない・結論が出ないなどのケースが増加傾向にある。
GWがスタートしたが、当面、4・5月は相当厳しい受注環境になることが予想される。極めて厳しいコロナ危機を何とか乗り切り、未来につなげたい。
■内閣府「月例経済報告」(令和2年4月)より
【2.イベント情報】
住宅メーカーの新型コロナ・緊急事態宣言への対応
~GW(4-5月)WEB戦略・販促仕掛け
【3.トピック】
パナソニックホームズが地震による建て替え保証「地震あんしん保証」開始
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1261 (6/9/2025) - 【1.今週の視点】 4月景気動向指数/一致指数(足元)2カ月連続悪化、先行指数3カ月連続悪化 ●景気動向 内閣府が公表した4月の景気動向指数(2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数が115.5となり、前月…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1260 (6/3/2025) - 【1.今週の視点】 4月新設住宅着工戸数▲26.6%、3カ月ぶり減/持家▲23.7%、貸家▲27.9% ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると4月の新設住宅着工戸数は56,188戸、前年同月比▲26.6%(前年4月13…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1259 (5/26/2025) - 【1.今週の視点】 5月月例/「緩やかに回復しているが、米国の通商政策等による不透明感」 ●景気動向 内閣府が22日に公表した5月の月例経済報告によると、国内景気の基調判断を「緩やかに回復しているが、米国の通商政策等によ…続きを読む