週刊住宅産業エクスプレス―vol.1002


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【1今週の視点】

 『月例経済【緩やかな回復】⇔景気動向指数【悪化】』基調判断に食い違い

●景気動向

内閣府が22日発表した1月の月例経済報告によると、国内景気の総括判断を「輸出が引き続き弱含むなかで、製造業を中心に弱さが一段と増しているものの、緩やかに回復している」とし、前月から据え置いた。個別項目では【設備投資】を「緩やかな増加傾向にあるものの、一部に弱さがみられる」とし8カ月ぶりに下方修正した。

一方、内閣府が発表する「景気動向指数」の基調判断は昨年11月まで4カ月連続で景気後退の可能性を示す「悪化」となっており食い違いが続いている。

景気後退が懸念されるなか、住宅市場は重い動きが続いており、受注・集客ともなかなかマイナス基調から浮上できない。但し、先行指標の集客面では上向きの兆しを指摘するところもある。積極的な仕掛けを継続し、住宅計画者の背中を後押ししたい。

 
■内閣府「月例経済報告」(令和2年1月)より内閣府「月例経済報告」(令和2年1月)より

 

【2.ビルダー・FC特集

2019年10-12月受注・集客動向
~受注・集客とも大半が▲2ケタ、集客減・商談数減・長期化続く
 
 

【3.受注情報

2020年1-3月、4-6月受注予想(アンケート調査より)
~単純平均1-3月【▲8.5%】、4-6月【3.5%増】
 
 

※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…  
 

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1262 (6/16/2025) - 【1.今週の視点】 6月月例/基調判断「緩やかに回復も米国通商政策など不透明感」据え置き ●景気動向 内閣府が11日に公表した6月「月例経済報告」によると、国内景気の基調判断を「緩やかに回復しているが、米国の通商政策等に…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1261 (6/9/2025) - 【1.今週の視点】 4月景気動向指数/一致指数(足元)2カ月連続悪化、先行指数3カ月連続悪化 ●景気動向 内閣府が公表した4月の景気動向指数(2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数が115.5となり、前月…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1260 (6/3/2025) - 【1.今週の視点】 4月新設住宅着工戸数▲26.6%、3カ月ぶり減/持家▲23.7%、貸家▲27.9% ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると4月の新設住宅着工戸数は56,188戸、前年同月比▲26.6%(前年4月13…続きを読む

 

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