【1.今週の視点】
8月街角景気/現状判断・先行き判断とも3カ月ぶり改善
●景気動向
内閣府と財務省が13日発表した2022年7-9月期の「法人企業景気予測調査」によると、大企業の景況判断指数(前期と比べた景況感について「上昇」の回答割合から「下降」の回答割合を引いて算出)は【0.4】となり、4-6月期の▲0.9から改善し、3四半期ぶりのプラスとなった。
製造業は【1.7】となり3四半期ぶりのプラス、非製造業は【▲0.2】となり2四半期ぶりのマイナスとなった。
なお、今後の景況感の見通しについては、全体傾向として10-12月はプラス幅が大きくなるものの、来年1-3月はプラス幅が縮小し弱含みとなる。
また、中小企業については厳しい見通しが続く結果となっている。
住宅市場は、大手・中堅15社の8月受注棟数伸率が最終集計で▲13.8%、中間速報から1.4ポイントの下方修正となった。
集客▲6%は中間速報から3ポイントの下方修正となる。
厳しい市場環境が予想されるが、住宅計画者の期待を裏切らない接客・商談で一件でも多くの契約に結び付けたい。
■企業景況感の現状と見通し
資料)内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(令和4年7-9月)」
【2.防災情報】2021年度『制震システム』『免震システム』の採用状況
~【制震】採用率は二極化、横ばい推移/【免震】全体10棟規模からさらに減少
【3.8月受注最終集計】15社計▲13.8%、中間速報から1.4p下方修正
~大手10社▲13.5%、中堅5社▲15.6%/集客▲6%
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1255 (4/21/2025) - 【1.今週の視点】 日銀「生活意識アンケート」/景況感「悪くなった」が64.4%に上昇 ●景況感 日銀が11日発表した2025年3月の「生活意識に関するアンケート調査」によると、「1年前と比べた現在の景況感」について「良…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1254 (4/15/2025) - 【1.今週の視点】 3月街角景気/現状判断3カ月連続悪化、先行き判断4カ月連続悪化 ●景気動向 内閣府が8日に発表した3月「景気ウオッチャー調査」(街角景気)によると、街角の足元の景気実感を示す現状判断指数が45.1とな…続きを読む