【1.今週の視点】
2月【消費者心理】5カ月ぶり悪化
●消費者心理
内閣府が3日発表した2月消費動向調査によると、消費者心理の代表的な指標である【消費者態度指数】(2人以上の世帯・季節調整値)が、前月比0.7ポイント低下の38.4となり5カ月ぶりに悪化した。
消費者態度指数を構成する4つの意識指標(①暮らし向き、②収入の増え方、③雇用環境、④耐久消費財の買い時判断)全てが悪化した。
内閣府では基調判断を「足踏みがみられる」に下方修正した。同調査の実施期間は2月5日から20日までであり、前半期間の回答には新型コロナウイルスの影響は余り織り込まれていないという。
住宅業界でも設備機器や建材の納期の遅れ、着工先延ばし、イベント中止、北海道の展示場閉鎖など新型コロナウイルスの影響が拡大している。一日も早い収束が待たれる。
■消費者心理の推移資料)内閣府「消費動向調査」
【2.ファイナンス情報】
2019年度新規上場の住宅関連企業紹介
~大英産業(北九州市)、ランディックス(東京都)など5社
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1262 (6/16/2025) - 【1.今週の視点】 6月月例/基調判断「緩やかに回復も米国通商政策など不透明感」据え置き ●景気動向 内閣府が11日に公表した6月「月例経済報告」によると、国内景気の基調判断を「緩やかに回復しているが、米国の通商政策等に…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1261 (6/9/2025) - 【1.今週の視点】 4月景気動向指数/一致指数(足元)2カ月連続悪化、先行指数3カ月連続悪化 ●景気動向 内閣府が公表した4月の景気動向指数(2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数が115.5となり、前月…続きを読む
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