【1.実質賃金マイナスでは住宅需要動かず】
- 実質賃金マイナスでは住宅需要動かず - ともに低下する実質賃金と持家着工 参院選を前に、各党の議論が活発化している。石破首相は経済成長と物価高を超える賃上げの実現を第一に掲げた。大企業を中心に賃上げ自体は進んでおり、今年も賃上げ率は5.25%と2年連続で5%超…続きを読む
【2.トピック・ズームアップ】
厳しい市況下で利益回復へ向かう分譲系~ビルダー2024年度決算
分譲大手ビルダーは利益回復、注文系利益は失速
【3.特集レポート】
1.有力ビルダーの事業多角化戦略
- 有力ビルダー各社の業績はまちまち~24年度利益回復も力強さに欠ける
- 分譲大手3社の在庫調整と収益力比較~オープンハウス戸建営業利益率は11%超
- 減収減益でも住宅事業は勝ち組のポラスG~分譲住宅契約棟数10%増の2,800棟超
- 関東注文住宅の強豪ヒノキヤとAQ Group~ポラスは注文住宅契約棟数で過去最高更新
- リフォーム事業の強化進む~飯田グループ、ポラスは100億円突破
- 中古買取再販などストック流通強化~木造非住宅はプレカット材でも伸長
2.省エネ住宅のトレンドはZEHからGX志向型へ
- 日本の平均気温は過去最高を更新~住宅の断熱・省エネ性能の向上が急がれる
- 25年度登録事業者の平均ZEH実績は41.9%~100%達成の事業者が20.7%を占める
- 大手ハウスメーカーのZEH化率は概ね90%超~GX志向型住宅対応の商品・仕様を各社投入
- 27年度からZEHの定義が見直されGX志向型が省エネ住宅の新たな基準となる?
- 3省連携の「住宅省エネキャンペーン」で性能向上リフォームを開拓する
- ZEH-Mアパートを牽引する大東、積水、大和~非住宅リノベにおいても太陽光提案が定番化?
3.住宅産業を変える? 生成AI活用の現在地
- 昭和・平成・令和を経てDXの時代へ~生成AIが暮らしに浸透し始める
- 生成AIの導入は進むが温度差あり~まずは個々の業務の効率化を
- 商談開始前の初期対応を生成AIで効率化
- 生成AIによる住宅設計の自動化プロジェクト~Lib Work
- 住友林業は「AI間取り検索」の実証モデル発表~建売の用地仕入・プラン選択にもAIが活きる
- 大東建託では営業ロープレにAIを導入
- 大和ハウスでは様々な事業領域でAIを活用
【4.その他】
- 【住宅メーカー・エリア深耕策】
- 賃貸含め金額ベースでは概ね堅調ハウスメーカー、次の手は?~埼玉
- 自社地で棟数キープよりもピカイチモデルでまずは金額確保を
- 不動産&クリニック受注などで展示場集客減をカバー~積水ハウス
- モデルハウス建替効果で高額層受注が増加~住友林業
- メゾン大型化等で金額ベース堅調も受注棟数がやや厳しめ~旭化成ホームズ
- 自社地+賃貸強化で、3年連続プラスの継続を狙う~東京セキスイハイム
- 高額受注が牽引して戸建堅調に加え賃貸受注が大きく増加~ミサワホーム
- 伊勢丹&丸広で展開する「住まいの総合サロン」が機能~三井ホーム
- 【ビルダー業界維新】
- 持家市場の滋賀にも分譲の波が~滋賀
- 持家の割合は高いながらも低下傾向~業績確保のための一手を考えるべし
- 以前より分譲の比率を高め防犯に配慮した街づくりを行う~高栄ホーム
- 強みのデザイン性を建売に活かす~マルショウホームデザイニング
- 2014年から成長を続けている秘訣とは~ライアート
- G3基準のモデルハウスをオープン、今後はLCC訴求を強化~敷島住宅
- 【ストックビジネス最前線】
- アフターサービスは住宅事業の伸びしろ~おうちカンパニー
- アフターサービス体制の構築が急務~カギとなるのは「パート社員」
- 長期目線で行うべきアフターサービス~重要なのは築年数に応じたリフォーム提案
- 【WEB集客戦略】
- WEB施策、InstagramとYouTubeに偏りすぎていませんか?
- ホームページは「反響獲得の媒体」~SNS単体での集客は現状困難
- リソースが限定的なビルダーこそSNSへの過度な傾倒に注意
- ホームページ改善も低コストで可能~集客戦略全般における適切なリソース配分を
- 【新聞・雑誌広告定点観測】
- 注目広告ピックアップ~ 2025年5・6月
- 【新商品・新サービス情報 2025年6月】
- 【MONTHLY DATA FILE 2025年5月 県別着工統計データ】
■過去の『月刊TACT』
- 月刊TACT―2025年6月号 (6/13/2025) - 【1.今月の焦点】 【2.トピック・ズームアップ】 人口とストック、未来予想図への備え 出生数68万人、日本の人口減少が加速する 予測される人口減と住宅着工減~未来に備えるストックビジネス 【3.特集レポート】 1.過去…続きを読む
- 月刊TACT―2025年5月号 (5/16/2025) - 【1.今月の焦点】 【2.トピック・ズームアップ】 戸建受注も回復、過去最高決算相次ぐ~24年度決算 総合メーカー過去最高、分譲系は利益回復へ 【3.特集レポート】 1.法改正前、24年度は最後の80万戸超えか 3月駆け…続きを読む
- 月刊TACT―2025年4月号 (4/15/2025) - 【1.今月の焦点】 【2.トピック・ズームアップ】 激震トランプ関税! 住宅市場への影響 あらゆる経済指標が動く~為替、物価、金利、株価の影響どこまで? 日米共に株価が急落~“いつの間にか富裕層”の消費減速? 住宅会社へ…続きを読む
- 月刊TACT―2025年3月号 (3/17/2025) - 【1.今月の焦点】 【2.トピック・ズームアップ】 2024年度決算、積水、住林過去最高更新! 過去最高決算が続く~積水4兆円、住林2兆円の大台超え 顧客基盤を更に強固なものとしストックの好循環につなげる 【3.特集レポ…続きを読む
- 月刊TACT―2025年2月号 (2/17/2025) - 【1.今月の焦点】 【2.トピック・ズームアップ】 業績に変調? 成長目指す資本提携が進むか 注文大手の赤字決算が増える?~上期業績振るわず下期で何処まで挽回するか ビルダー業績24年度の利益は上向くか?~今年はM&am…続きを読む
- 月刊TACT―2025年1月号 (1/17/2025) - 【1.今月の焦点】 【2.トピック・ズームアップ】 性能重視!2025年制度変更と住宅支援補助金 4号特例の見直しと省エネ基準適合義務化~制度変更により予想される混乱 今年の補助金も優良住宅には手厚く! 新築GX160万…続きを読む
- 月刊TACT―2024年12月号 (12/13/2024) - 【1.今月の焦点】 【2.トピック・ズームアップ】 分譲市場の底打ち、見えてきた攻勢の兆し オープンハウスは在庫調整終了、今期も足場固めながら攻めに転じる ケイアイスター不動産は急回復の増益、飯田グループ総利益率も上昇 …続きを読む
- 月刊TACT―2024年11月号 (11/15/2024) - 【1.今月の焦点】 【2.トピック・ズームアップ】 売上過去最高と増益転換~24年度上期決算 売上高・利益は過去最高更新、上方修正へ 戸建受注回復し、一部棟数増加企業も 【3.特集レポート】 1.持家20万戸時代、住宅市…続きを読む
- 月刊TACT―2024年10月号 (10/17/2024) - 【1.今月の焦点】 【2.トピック・ズームアップ】 来店客のリフォーム潜在需要を掘り起こす リフォーム市場拡大に貢献か? 小売事業者のリフォーム売上が拡大 声掛けで設備交換需要を掘り起こす家電量販店、ポイント付与とファイ…続きを読む
- 月刊TACT―2024年9月号 (9/17/2024) - 【1.今月の焦点】 【2.トピック・ズームアップ】 大手ハウスメーカーの上方修正 24年度決算は各社堅調推移~住林、積水、大和は上方修正 好調要因は海外だけじゃない~積水ハウスは請負・ストック・開発で増収増益 【3.特集…続きを読む
- 月刊TACT―2024年8月号 (8/19/2024) - 【1.今月の焦点】 【2.トピック・ズームアップ】 激動の2024年度、決算は好スタート切る~第Ⅰ四半期決算概況 第Ⅰ四半期決算概ね良好 【3.特集レポート】 1.金利と物価が住宅市況をどう導くか 経済指標の潮目が変わっ…続きを読む
- 月刊TACT―2024年7月号 (7/16/2024) - 【1.今月の焦点】 【2.トピック・ズームアップ】 減益の分譲系に対して注文大手増収増益も~ビルダー2023年度決算 ビルダー決算まちまち、分譲大手は軒並み大幅減益 【3.特集レポート】 1.市場牽引する有力ビルダーに見…続きを読む
ロングセラー商品定期購読月刊TACT