週刊住宅産業エクスプレス―vol.1251

【1今週の視点】

3月月例/基調判断「一部に足踏み残るも、緩やかに回復」据え置き

●景気動向
内閣府が19日に公表した3月の月例経済報告によると、国内景気の基調判断を「一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」とし、昨年8月に引き上げて以降、7カ月連続で据え置いた。個別項目では、「企業収益」の判断を「改善している」とし18カ月ぶりに上方修正した。その他項目の判断は据え置いた。
住宅市場は、大手中堅住宅メーカー15社の2月受注が全体棟数で前年同月比▲0.2%、先行指標の集客が▲15%となった。受注は主力の戸建請負において金額ベースでは比較的堅調ながら棟数ベースで苦戦するところが目立つ。集客は新型コロナと消費増税の影響を除く18年比で50%内外の水準に低迷している。今年度もあと1週間。詰めの商談を徹底し一件でも多くの契約に結び付けたい。

■内閣府「月例経済報告」(令和7年3月)

 

【2人材シリーズ】

住宅メーカーの新卒・中途営業マン採用状況
~【新卒】総合職7%増、営業職2%増、【中途】退職者の復職に注力

 

【3受注情報】

2025年2月受注最終集計
~大手・中堅15社▲0.2%、大手10社▲0.9%

  

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

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