週刊住宅産業エクスプレス―vol.1250

【1今週の視点】

2月街角景気/現状判断2カ月連続悪化、物価高など影響し31カ月ぶり低水準

●景気動向
内閣府が10日に発表した2月「景気ウオッチャー調査」(街角景気)によると、街角の足元の景気実感を示す現状判断指数が45.6となり、前月比3.0ポイント低下し2カ月連続で悪化し、22年7月以来の低水準となった。物価高に加え、気温低下や豪雪等も影響した。一方、2~3カ月先の見通しを示す先行き判断指数は46.6となり、前月比1.4ポイント低下し3カ月連続の悪化となった。内閣府では景気判断を「緩やかな回復基調が続いているものの、このところ弱さがみられる」とし24年4月以来、10カ月ぶりの下方修正とした。
住宅市場は、2月の大手中堅住宅メーカー判明13社集計で、受注棟数が前年同月比▲0.2%、先行指標の集客が同▲15%となった。消費増税・新型コロナの影響を除く18年比では受注棟数86%水準(▲14%)、集客46%水準(▲54%)に低迷している。景況感悪化の影響が懸念されるが、詰めの営業の徹底で期末3月受注を乗り切りたい。

■街角景気の推移

資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」

 

【22月受注速報】

主要13社計▲0.2%、2カ月ぶり減
~【受注】戸建請負・分譲はマイナス組過半数、【集客】18年比46%水準、1月比で持ち直す

  

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