【1.今週の視点】
全国百貨店売上高/12月2.8%増/2024年6.8%増、19年比3.6%増
●消費動向
日本百貨店協会が24日発表した12月の全国百貨店売上高は、前年同月比2.8%増、2カ月連続増となった。東京・大阪など「全国10都市」は4.0%増、39カ月連続増、高額商材の「美術・宝飾・貴金属」は9.5%増、2カ月連続増となる。
また、2024年の合計売上高は5.7兆円、前年比6.8%増、4年連続増となり、新型コロナ前の2019年比では3.6%増となる。また、24年のインバウンド売上高は6,487億円、前年比85.9%増、19年比88.7%増の大幅増となる。
住宅市場は、大手中堅住宅メーカー15社の12月受注棟数伸び率が前年同月比▲0.7%、先行指標の集客が同▲14%となった。主力の戸建請負は新築土地絡みや富裕層需要が堅調な一方で、建替え層は重い動きが目立つ。それでも、中身の濃い住宅計画者も確実に動いている。積極的な仕掛けと期待を裏切らない対応で背中を後押ししたい。
■百貨店売上高の伸び率推移
資料)日本百貨店協会
【2.ビルダー・FC特集】
2024年10-12月受注・集客動向
~【受注】▲1ケタ、FCは加盟店支援に注力【集客】展示場苦戦も予約来場はプラス基調
【3.受注情報①】
大和H12月受注・集客
~【戸建】下げ止まり感、【分譲】大幅46%増、【集合】請負・分譲とも好調
【4.受注情報②】
2025年1-3月、4-6月受注予想
~平均像は1-3月【前年並み】、4-6月【+1~2%】
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1271 (8/25/2025) - 【1.今週の視点】 7月全国消費者物価指数3.1%上昇、8カ月連続3%台 ●消費者物価 総務省が22日発表した7月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は、前年比で3.1%の上昇となった。伸び率は前月…続きを読む
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- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1269 (8/4/2025) - 【1.今週の視点】 6月新設住宅着工戸数▲15.6%、3カ月連続減/持家▲16.4%、貸家▲14.0% ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると6月の新設住宅着工戸数は55,956戸、前年同月比▲15.6%(前年6月▲6…続きを読む