【1.今週の視点】
日銀「地域経済報告」(7月)/9地域のうち北陸、近畿の景気総括判断を上方修正
●景気動向
日銀が8日公表した「地域経済報告」(さくらリポート)によると、全国9地域のうち、北陸、近畿の2地域で景気の総括判断が前回4月から上方修正された。北陸は能登半島地震からの復興需要が増えたこと、近畿は認証不正問題に伴うダイハツ工業の出荷停止の影響が和らぎ自動車生産が回復したことなどを反映した。
一方、北海道、四国の2地域は下方修正され、東北、関東甲信越などその他5地域は判断を据え置いた。
住宅市場は、大手中堅住宅メーカー15社の6月受注棟数が前年同月比1.0%増、先行指標の集客が±0%となった。
受注は2カ月連続プラスだが前年迄のハードルが低く、主力の戸建請負は相変わらず苦戦するところが目立つ。これまで受注を牽引してきた分譲・賃貸も5月迄の勢いが感じられない。積極的な仕掛けの継続で住宅計画者の背中を後押ししたい。
■各地域の景気の総括判断と前回との比較
資料)日本銀行「地域経済報告-さくらレポート-」(2024年7月)
【2.受注情報】2024年度第1Q(4-6月)受注動向
~好調度・堅調度ランキング①一条工務店、②住友林業、③積水ハウス
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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