【1.今週の視点】
日銀「生活意識アンケート」/低水準ながら景況感は持ち直しの兆し
●景気動向
日銀が12日に発表した2024年3月の「生活意識に関するアンケート調査」によると、「1年前と比べた現在の景況感」について「良くなった」の回答が10.7%となり、前回12月調査の9.3%から1.4ポイントの上昇となった。
また、1年後の景況感については、「良くなる」の回答が13.6%となり、前回調査の8.4%から5.2ポイントの上昇となった。どちらの回答もまだ低水準だが、消費者マインドの上向きに期待したい。
住宅市場は、今週末から集客のヤマ場となるGWを迎える。今年も住宅計画者の相当数が旅行やレジャーに流れることが予想されるが、積極的な仕掛けで一組でも多くのリアル客を確保したい。
先行きは不透明だが、主力の戸建請負も持ち直しの兆しが感じられる。住宅計画者の背中を後押しし、一件でも多くの契約に結び付けたい。
■日銀「生活意識に関するアンケート調査」(2024年3月)
<景況感~現在を1年前と比べると>
【2.ビルダー・FC特集】2024年1-3月受注・集客動向
~【受注】土地無し一次中心にやや上向く、【集客】持ち直し傾向、資料請求プラス基調
【3.イベント情報】住宅会社の2024年【GW】販促仕掛け
~例年同様にキャンペーン・フェアなど開催
【4.受注情報】大手・中堅15社の2024年3月受注最終集計
~大手・中堅15社▲1.1%、中堅5社4.6%増に下方修正
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1273 (9/8/2025) - 【1.今週の視点】 7月景気動向指数/一致(足元)2カ月ぶり悪化、先行3カ月連続改善 ●景気動向 内閣府が公表した7月の景気動向指数(2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数が113.3となり、前月比2.6…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1272 (9/1/2025) - 【1.今週の視点】 7月新設住宅着工戸数▲9.7%、4カ月連続減/持家▲11.1%、貸家▲13.1% ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると7月の新設住宅着工戸数は61,409戸、前年同月比▲9.7%(前年7月▲0.2…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1271 (8/25/2025) - 【1.今週の視点】 7月全国消費者物価指数3.1%上昇、8カ月連続3%台 ●消費者物価 総務省が22日発表した7月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は、前年比で3.1%の上昇となった。伸び率は前月…続きを読む