【1.今週の視点】
日銀「生活意識アンケート調査」/景況感「良くなった」9.3%に低下
●景況感
日銀が17日発表した2023年12月の「生活意識に関するアンケート調査」によると、「1年前と比べた現在の景況感」について「良くなった」の回答が9.3%となり、前回9月調査の12.5%から3.2ポイント低下する一方、「悪くなった」の回答が58.9%となり前回調査の55.0%から3.9ポイント上昇した。
また、1年後の景況感については、「変わらない」の回答が上昇し、「良くなる」「悪くなる」の回答がともに低下しており、先行きの不透明感を反映する結果となっている。
住宅市場は、受注の先行指標となる新春集客が展示場中心に前年比▲20%となり、新型コロナ、消費増税の影響を除く18年比で28%水準(▲72%)の超低水準となった。
住宅計画者が旅行やレジャーに相当数流れたことや能登半島地震が心理面も含めマイナス要因になったと考えられる。
来場者の中身は比較的濃いようだが、丁寧なフォロー、連続的な仕掛けの継続で背中を後押しし、ランクアップ、契約へと繋げていきたい。
■日銀「生活意識に関するアンケート調査」(2023年12月)
【2.イベント情報】速報!2024年新春集客
~【来場伸率】▲20%、18年比▲72%、【総合評価】何とも言えない
【3.受注情報】2023年12月受注最終集計
~大手中堅15社1.9%増、大手10社▲2.2%に下方修正
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1272 (9/1/2025) - 【1.今週の視点】 7月新設住宅着工戸数▲9.7%、4カ月連続減/持家▲11.1%、貸家▲13.1% ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると7月の新設住宅着工戸数は61,409戸、前年同月比▲9.7%(前年7月▲0.2…続きを読む