週刊住宅産業エクスプレス―vol.994

【1今週の視点~10月街角景気/【現状判断】大幅悪化、東日本大震災以来の低水準】

●景気動向

内閣府が11日発表した10月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景況感を示す【現状判断指数】が36.7となり前月比10.0pの大幅低下、3カ月ぶりに悪化し東日本大震災後の11年5月以来の低水準となった。

消費増税や台風の影響で「家計関連」が大幅に落ち込み、「企業関連」「雇用関連」も落ち込んだ。

住宅市場でも増税や台風によるマイナス影響が出ている。10月の大手・中堅15社の受注棟数伸率は前年同月比▲12.2%、7カ月連続減となり、前月比でマイナス幅が1.2p拡大した。

今後も、増税によるマインド低下の影響が懸念されるが、そのような時こそ、積極的な仕掛けで住宅計画者の背中を後押ししたい。

■街角景気の推移街角景気の推移資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」

 

【2.受注速報

主要15社計▲12.2%、7カ月連続減
~【受注】集客減に増税、台風が追い打ち/【集客】休日当り▲30%、動き鈍化懸念
 
 
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、住友林業、パナソニックホームズ、旭化成ホームズ、三井ホームetc…  
 

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1288 (12/22/2025) - 【1.今週の視点】 12月月例経済報告/基調判断「緩やかに回復」据え置き ●月例経済報告 内閣府が19日に公表した12月の「月例経済報告」によると、国内景気の基調判断を「米国の通商政策による影響が自動車産業中心にみられる…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1287 (12/15/2025) - 【1.今週の視点】 11月街角景気/現状判断・先行き判断とも7カ月ぶり悪化 ●景気動向 内閣府が8日発表した11月「景気ウォッチャー調査」(街角景気)によると、足元の景気判断を示す現状判断DIが48.7となり、前月比で0…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1286 (12/8/2025) - 【1.今週の視点】 10月景気動向指数/一致指数(足元)2カ月連続改善 ●景気動向 内閣府が5日発表した10月の「景気動向指数」(速報、2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数が前月比0.5ポイント上昇の1…続きを読む

 

by .