令和時代はストックを活かす時代


 


 

空き家を抑制し、住み続けられる街を形成

令和時代はストックの時代になる。おそらく前半の段階で新築着工は落ち込んでいくと見られ、ストックビジネスなくして、住宅事業をやっていくことが難しくなるはずだ。
まだストックでの事業形態が出来ていないならば意識を変えなければならない。新築を建てたあと、生涯の家守りという考え方はこれからますます重要になって来よう。建てた家のメンテナンス、資産価値の維持ということは、住宅会社の使命と言える。
住宅の空き家化を抑え、住み続けられる街を育成する、SDGsでも掲げられているように、いわゆるCSR、社会的責任が求められる。
 

社会・環境に貢献する付加価値に手厚い補助

リフォームをすることで資産価値を維持できたり、環境にも貢献する。その点は令和時代には会社の存在意義としても重要視されるようになってくるだろう。
良質な住宅を建てること、またリフォームによって良質化するということは、社会的に求められていることで、今の補助金一つ見ても、やはり社会・環境に貢献する付加価値に対してポイントが付与される。省エネ、耐震、バリアフリー、家事負担軽減といったところだ。
ポイントが付与されるリフォームは、住宅価値のアップにつながるという認識は必要だろう。令和時代はストックを活かす時代である。
 

リフォームの次世代住宅ポイントは268億円

さて今回の次世代住宅ポイントでは、リフォームに268億円という予算が割り当てられた。
新築と分けられているため、新築に先に持って行かれるということはないが、これを如何に有効活用するか、施工の工程管理の面からも考えて、早急に準備しておく必要はあるだろう。
 

次世代住宅ポイントの注意

今の段階ではリフォームにおいては8%での施工が可能であるため、まだ積極的なポイント訴求もしていないところが多いかもしれない。
そもそもユーザー自体はその存在を知らない人も多そうだ。引き渡しが9月に間に合わない消費税10%の時期になっての切り札になってきそうである。
実際に消費税2%分よりはポイントの還元率は高い。ただ今回の次世代住宅ポイントは、即時交換は出来ずに商品との交換であるという点は注意が必要だ。
対象となるリフォームとポイント交換対象の商品事例等を明示しておくと良いだろう。
 

住宅産業の大きな役割

今回はポイントという後押しがあるが、そもそもユーザーがリフォームするメリットを如何に訴求できるか。
快適、安全、利便性、省エネ、資産価値維持等、ストックを良質化して活用していくことが、令和時代の住宅産業の大きな役割である。(関)
 
■ 次世代住宅ポイントとストックの良質化
次世代住宅ポイントとストックの良質化
 
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