【1.今週の視点】
12月街角景気/【現状】4カ月連続改善、【先行き】2カ月連続悪化
●景気動向
内閣府が12日発表した12月の景気ウォッチャー調査(街角景気)で景気の現状判断DIが56.4となり、前月比0.1p上昇し、4カ月連続で改善した。
前月比では小幅な上昇だが11月に続き2013年11月以来8年ぶりの高水準となる。
一方、2~3カ月先の景気の先行きに対する判断は49.4、前月比4.0p低下し、2カ月連続の悪化となった。
内閣府では、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響は残るものの、持ち直している。
先行きについては、持ち直しが続くとみているものの、コスト上昇等や変異株をはじめ内外の感染症の動向に対する懸念がみられる。」としている。
新型コロナが一日も早く収束し、2022年が景気の本格回復とともに住宅市場が活気づく年となることに期待したい。
■街角景気(現状判断・先行き判断)の推移
資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」
【2.12月受注速報】主要14社計▲3.9%、4カ月連続減
~【受注】ローン控除、こどもみらいが下支え/【集客】マイナス基調も▲5%やや改善
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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