【1.今週の視点~10月街角景気/【現状判断】大幅悪化、東日本大震災以来の低水準】
●景気動向
内閣府が11日発表した10月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景況感を示す【現状判断指数】が36.7となり前月比10.0pの大幅低下、3カ月ぶりに悪化し東日本大震災後の11年5月以来の低水準となった。
消費増税や台風の影響で「家計関連」が大幅に落ち込み、「企業関連」「雇用関連」も落ち込んだ。
住宅市場でも増税や台風によるマイナス影響が出ている。10月の大手・中堅15社の受注棟数伸率は前年同月比▲12.2%、7カ月連続減となり、前月比でマイナス幅が1.2p拡大した。
今後も、増税によるマインド低下の影響が懸念されるが、そのような時こそ、積極的な仕掛けで住宅計画者の背中を後押ししたい。
■街角景気の推移資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」
【2.受注速報】
主要15社計▲12.2%、7カ月連続減
~【受注】集客減に増税、台風が追い打ち/【集客】休日当り▲30%、動き鈍化懸念
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、住友林業、パナソニックホームズ、旭化成ホームズ、三井ホームetc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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