週刊住宅産業エクスプレス―vol.1184

【1今週の視点】

9月百貨店売上高9.2%増、19カ月連続増

●個人消費
日本百貨店協会が24日発表した9月の全国百貨店売上高は4,151億円、前年同月比9.2%増、19カ月連続増となった。
コロナ前19年9月は消費増税前の駆け込み需要でハードルが高く19年比では▲16.7%となるが18年比では2.1%増となる。

なお、東京・大阪など【10都市】の9月売上は前年同月比12.0%増、24カ月連続増、高額商材の【美術・宝飾・貴金属】は12.0%増、32カ月連続増、【インバウンド】は255.6%増、18カ月連続増となる。

住宅市場は、大手・中堅住宅メーカー15社の9月受注棟数伸率が▲5.9%、先行指標の集客が▲5%となった。
新型コロナと消費増税の影響を除く18年9月比では受注が77%水準(▲23%)、集客が46%水準(▲54%)に悪化している。
受注・集客とも厳しい状況が続いているが、先行指標の集客では資料請求のプラス回復が目立つ。
資料請求から展示場などリアルな集客、リアルな商談に結び付けるためのも、積極的な仕掛け、丁寧なフォローなどを徹底したい。

■百貨店売上高の伸率推移
百貨店売上高の伸率推移資料)日本百貨店協会「全国百貨店売上高概況」

 

【2.ビルダー・FC特集】2023年7-9月受注・集客動向

~【受注】±まだら模様も厳しさ続く、【集客】展示場苦戦も資料請求プラス回復
  

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