【1.今週の視点】
7月百貨店売上高8.6%増、17カ月連続増/コロナ前19年比▲1.5%に回復
●消費動向
日本百貨店協会が25日発表した7月の全国百貨店売上高は4,758億円、前年同月比8.6%増、17カ月連続増となった。
コロナ禍前の2019年比でも▲1.5%となり、前月比3.6ポイント上昇し回復基調にある。
また、東京、大阪などの10都市合計では11.0%増となり、2カ月連続で2ケタ増となった。
また、インバウンドが206.6%増と大幅に伸び、コロナ禍の2020年2月以降の最高額を更新、2019年比でも11.4%増となった。
住宅市場は、大手・中堅15社の7月受注棟数伸率が前年同月比▲8.0%、集客が同▲7~8%となった。
個人消費の回復が後押し材料になればいいが、2,000万円台から3,000万円台のボリュームゾーン中心に、住宅価格の高騰や物価高で「予算が追い付かない」という検討客が増加している。
丁寧なフォロー、安心・安全の提案で背中を後押しし、一件でも多くの契約に結び付けたい。
■百貨店売上高の伸率推移
資料)日本百貨店協会
【2.集客情報】速報『2023年・夏』集客結果
~【来場数】▲10%、18年比▲55~60%/【中身】予算追い付かない顧客が増加
【3.2023年7月受注最終集計】
~大手・中堅15社▲8.0%/大手10社▲7.3%、中堅5社▲10.8%
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1272 (9/1/2025) - 【1.今週の視点】 7月新設住宅着工戸数▲9.7%、4カ月連続減/持家▲11.1%、貸家▲13.1% ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると7月の新設住宅着工戸数は61,409戸、前年同月比▲9.7%(前年7月▲0.2…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1271 (8/25/2025) - 【1.今週の視点】 7月全国消費者物価指数3.1%上昇、8カ月連続3%台 ●消費者物価 総務省が22日発表した7月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は、前年比で3.1%の上昇となった。伸び率は前月…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1270 (8/12/2025) - 【1.今週の視点】 7月街角景気/現状判断・先行き判断とも3カ月連続改善 ●景気動向 内閣府が8日に発表した7月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景気判断を示す現状判断DIが45.2となり、前月比で0.2…続きを読む