3月街角景気/現状判断4カ月ぶり改善も、市況・トランプ政策・人手不足など下押し

●景気動向

内閣府が9日発表した3月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景況感を示す「現状判断指数」が【48.9】となり前月比0.3ポイント上昇、4カ月ぶりの改善となった。但し、横ばいを示す50の水準を3カ月連続で下回っている。天候の回復で家計動向関連は上昇したが、円高・株安、トランプ政策への警戒感から企業動向関連が低下、雇用関連も人手不足で低下傾向にある。一方、2~3カ月先の景況感を示す「先行き判断指数」は【49.6】となり、前月比1.8ポイント低下、5カ月連続での悪化となった。内閣府では基調判断を「緩やかな回復基調が続いている」とし前月の判断を据え置いた。

住宅市場は、受注ベースで3月まで重い動きが続いており殆ど状況は変わらない。集客は休日当たり実質▲12~13%でやや懸念材料。間もなく始まるGW商戦に全力投球したい。

 

   ■街角景気の推移


 

 

 

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