週刊住宅産業エクスプレス―vol.1136

【1今週の視点】

10月月例経済/国内景気現状判断「緩やかに持ち直し」3カ月連続据え置き

●景気動向
内閣府が25日発表した10月の月例経済報告によると、国内景気の現状判断を「緩やかに持ち直している」とし3カ月連続で据え置いた。
円安や物価高の影響は懸念されるものの、コロナ禍からの回復でサービス消費の改善が続いていることなどが背景にある。

個別項目では「設備投資」の判断を上方修正する一方で、「輸入」の判断を下方修正した。

住宅市場は、大手中堅メーカー15社の9月受注棟数が前年同月比▲13.3%、先行指標の集客が▲10%となった。
受注は戸建で苦戦するところが目立ち、集客はGWをピークに悪化傾向にある。
10-12月も厳しい市場環境が予想されるが、住宅計画者の期待を裏切らない接客・商談で背中を後押し、一件でも多くの契約に結び付けたい。

■内閣府「月例経済報告」(令和4年10月)
内閣府「月例経済報告」(令和4年10月)

 

【2.受注情報】2022年度第2Q(7-9月)受注動向

~好調度・堅調度ランキング①積水ハウス、②大和ハウス、③トヨタ・一条・スウェーデン
 
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…  

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

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