週刊住宅産業エクスプレス―vol.1135

【1今週の視点】

9月消費者物価指数3.0%上昇、増税影響除き31年ぶり伸び率

●消費者物価
総務省が21日発表した9月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、【総合】で103.1、前年同月比3.0%上昇、【生鮮食品を除く総合】で102.9、同3.0%上昇した。
生鮮食品を除く総合は前月の2.8%上昇を0.2ポイント上回り2014年9月以来の伸率となった。

消費増税の影響を除くと1991年8月以来、31年ぶりの伸びとなる。
原材料高や円安で生鮮食品を除く食料の上昇が続き、家庭用耐久財なども上昇した。
また、都市ガス代や電気代を含む【エネルギー】は16.9%上昇し、前月と同水準となった。

住宅市場は9月の大手・中堅住宅メーカー15社の受注棟数伸率が前年同月比▲13.3%、集客が同▲10%となった。
受注は戸建て中心に厳しい状況が続いており、集客はGWをピークに悪化傾向にある。
苦戦要因の一つに住宅価格の上昇で予算に合わない顧客の増加や様子見がある。
住宅計画者の期待を裏切らない接客・商談、価格以上の接客・商談で背中を後押しし、一件でも多くの契約に結び付けたい。

■消費者物価指数の伸率推移
消費者物価指数の伸率推移資料)総務省「消費者物価指数」(2020年基準)

 

【2.ビルダー・FC特集】2022年7-9月受注・集客動向

~【受注/全社▲2ケタ、集客/大半▲2ケタ/予算に合わない顧客・様子見増加
 

【3.受注情報】2022年9月受注・集客

~【大和H/戸建は紹介回復、集合大幅増は契約基準変更も要因
 
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…  

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1209 (5/17/2024) - 【1.今週の視点】 4月街角景気/現状判断・先行き判断とも2カ月連続悪化 ●景気動向 内閣府が10日発表した4月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、景気の現状判断DIが前月比2.4ポイント低下の47.4となり2カ…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1208 (5/2/2024) - 【1.今週の視点】 4月月例経済報告/基調判断「景気はこのところ足踏みも緩やかに回復」据え置き ●景気動向 内閣府が23日に発表した4月の月例経済報告によると、景気の総括判断を「このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1207 (4/23/2024) - 【1.今週の視点】 日銀「生活意識アンケート」/低水準ながら景況感は持ち直しの兆し ●景気動向 日銀が12日に発表した2024年3月の「生活意識に関するアンケート調査」によると、「1年前と比べた現在の景況感」について「良…続きを読む

 

by .