【1.今週の視点】
4月街角景気/現状3カ月連続改善・先行き4カ月連続改善
●景気動向
内閣府が8日発表した5月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、景気の現状判断DIが54.0となり前月比3.6ポイント上昇し、3カ月連続で改善した。
現状判断DIを構成する項目「家計動向」「企業動向」「雇用」の全てが上昇した。
また、先行き判断DIは4カ月連続で改善し3項目とも上昇した。
内閣府では現状判断を「持ち直しの動きがみられる」から「緩やかに持ち直している」に上方修正する一方、先行きについては「ウクライナ情勢や中国におけるロックダウンに伴う影響も含め、コスト上昇等に対する懸念がみられる」とした。
住宅市場は、大手中堅13社集計で5月の受注棟数伸率が前年同月比1.2%増、集客が5%増となった。
先行きは決して楽観できないが、期待を裏切らない接客・商談で一件でも多くの契約に結び付けたい。
●2022年5月受注棟数伸率
★全体13社計…1.2%増、前月比2.3p上昇、9カ月ぶり増
★大手 8社計…2.3%増、前月比1.9p上昇、2カ月連続増
★中堅 5社計…▲2.3%、前月比4.1p上昇、2カ月連続減
■街角景気(現状・先行き判断)の推移
資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」
【2.5月受注速報】主要13社計1.2%増、9カ月ぶり増
~【受注】値上げ前・価格先高で動く、アパート牽引、【集客】展示場は持ち直しの兆し
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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