【1.今週の視点】
日銀9月「生活意識に関するアンケート調査」/足元景況感は小幅改善
●景気動向
日銀が11日発表した9月の「生活意識に関するアンケート調査」で、個人の景況感(1年前比)が4期連続で改善した。「良くなった」の回答率は僅か2.5%だが、「良くなった」の回答率から「悪くなった」の回答率を引いた景況判断DIはマイナス55.3となり前回6月調査から6.3ポイント改善した。
但し、1年後の景況感では「良くなる」の回答が前回6月を下回り、先行きを示す景況感判断DIはマイナス19.8となり4.9ポイント悪化した。
同調査は、新型コロナの感染者が拡大傾向にあり、緊急事態宣言が出ていた8月6日から9月1日に実施されている。
感染者が急速に減少している現状とは異なるが、先行きは決して楽観できない。
住宅市場は、大手・中堅15社の9月受注棟数伸率が前年同月比▲3.9%、先行指標の集客が同▲25%となった。
新型コロナの感染者減少はプラス材料だが、住宅計画者の動きがコロナ以前と同じように戻るとは考えづらい。
WEBの有効活用や紹介活動に注力し、有力商談客の確保に努め、一件でも多くの契約に結びつけたい。
■日銀「生活意識に関するアンケート調査」(2021年9月)
【2.受注情報】2021年度第2Q(7-9月)受注動向
~好調度ランキング①スウェーデン、②一条工務店、③積水ハウス
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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