●景気動向
内閣府が10日発表した8月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景況感を示す【現状判断】が48.7となり、前月比2.1ポイント上昇、2カ月ぶりの改善となった。一方、2~3カ月先の景況感の見通しを示す【先行き判断】は51.4となり、2.4ポイント改善、2カ月ぶりの改善となった。内閣府では基調判断を「緩やかな回復基調が続いている」とし、5カ月ぶりに上方修正した。
住宅市場では、大手メーカーの直近8月受注が6%増、4カ月連続増となった。まだハッキリとした回復感はないものの、緩やかな上向き傾向にある。先行指標の8月集客は休日減や台風、猛暑の影響もありマイナスとなったが中身の濃い住宅計画者が来場している。景況感が本格回復となり、住宅計画者の動きがさらに活発化することを期待したい。
●2018年8月受注棟数伸率
★全体12社計 … 6.4%増、前月比5.4p上昇、5カ月連続増
★大手 9社計 … 6.0%増、前月比5.3p上昇、4カ月連続増
★中堅 3社計 … 8.9%増、前月比6.4p上昇、9カ月連続増
■街角景気の推移
資料/内閣府「景気ウォッチャー調査」
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