【1.今週の視点】
3月街角景気/【現状】2カ月連続改善、【先行き】4カ月連続改善
●景気動向
内閣府が10日発表した3月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、景気の現状判断DIが53.3となり前月比で1.3ポイント上昇し2カ月連続で改善した。
内閣府では景気判断の表現を「持ち直している」とし2カ月連続で上方修正した。
一方、先行き判断DIは54.1となり前月比で3.3ポイント上昇し4カ月連続で改善した。内閣府では先行きについて「価格上昇の影響等を懸念しつつも、持ち直しが続くとみている」とした。
住宅市場は、大手・中堅住宅メーカー15社の3月受注棟数伸率が前年同月比6.2%増、2カ月ぶり増となった。但し、特殊要因の大和Hを除くと▲5%、4カ月連続減となる。先行指標の集客は同▲15%、18年比では58%水準(▲42%)となる。
厳しい市場環境が続いているが、積極的な仕掛け、WEBの有効活用、丁寧なフォロー、安心・安全の提案で背中を後押ししたい。
●2023年3月受注棟数伸率
★全体15社計…6.2%増、前月比10.0p上昇、2カ月ぶり増
★大手10社計…6.0%増、前月比9.3p上昇、3カ月ぶり増
★中堅 5社計…6.9%増、前月比13.3p上昇、2カ月ぶり増
■街角景気(現状判断・先行き判断)の推移
資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」
【2.3月受注速報】主要15社計6.2%増、2カ月ぶり増
~【受注】特殊要因の大和H除くと▲5%、【集客】▲15%、18年比58%水準
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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