6月街角景気/現状・先行き判断とも2ヵ月ぶり改善

●景気動向

内閣府が9日発表した6月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景況感を示す【現状判断】が48.1となり、前月比1.0ポイント上昇、2カ月ぶりの改善となった。但し、横ばいを示す50の水準は6カ月連続で下回っている。一方、2~3カ月先の景況感の見通しを示す【先行き判断】は50.0となり、前月比0.8ポイント上昇、2カ月ぶりの改善となった。、内閣府では、「緩やかな回復基調が続いているものの、一服感がみられる。先行きについては、人手不足、コストの上昇等に対する懸念もある一方、引き続き受注、設備投資などへの期待がみられる」としている。

住宅市場は、7・8月と受注の端境期を迎えるが、8月には集客の山場もある。先行指標の集客は堅調だが、猛暑による動き鈍化も予想される。積極的な仕掛けを継続したい。

 

●2018年6月受注棟数伸率

★全体12社計  …  0.9%増、前月比0.4p低下、3カ月連続増

★大手 9社計  …  1.2%増、前月比0.1p低下、2カ月連続増

★中堅 3社計  …  ▲18.6%、前月比20.1p低下、7カ月ぶり減

 

 

  ■街角景気の推移

     資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」

 

 

他の『週刊住宅産業エクスプレス』記事を
読みたい方はこちら
by .