2017年消費支出、1カ月平均実質▲0.3%、4年連続減

●消費動向

総務省が16日発表した2017年家計調査によると、2人以上世帯の消費支出は、物価変動の影響を除いた実質で1カ月平均28万3,027円となり、前年比▲0.3%、4年連続のマイナスとなった。

消費支出を費目別にみると、「交通・通信」や「家具・家事用品」は増加したが、「食料」、「教育」、「教養娯楽」、「光熱・水道」、「住居」、「保健医療」、「被服・履物」が減少した。一般家庭では所得が伸び悩むなかで、相変わらず財布の紐を締めている様子が窺える。

住宅市場は厳しい市場環境ながら、一部持ち直しの兆しも感じられる。但し、住宅価格の上昇はボリュームゾーンにとってなかなか結論が出ない要因の一つ。住宅計画者の期待値を超える商談・提案で、満足度の高い契約に一件でも多く結び付けたい。

 

■消費支出の伸率推移(二人以上世帯)

 

 

 

他の『週刊住宅産業エクスプレス』記事を
読みたい方はこちら
by .