大阪北部地震で高まる防災意識~ショールームで違いを見せよう

今週6月18日に発生した大阪北部地震は6月20日時点で死者5名を出す大きな災害となりました。大阪市、枚方市、高槻市などを中心に震度6弱を観測、関西圏の人間には阪神淡路大震災を思い起こさせ、防災への意識が高まっていることと思います。

住宅供給会社からするとこうした地震への関心が高い時にしっかりと自社の住宅が地震に強いことをアピールする必要があるでしょう。 しかしいざ地震への強さをアピールしようとしても、大手メーカーをはじめ、ビルダーの住宅も耐震等級3、長期優良住宅などは既に珍しくはなくなってきています。そのため住宅購入検討者が最初に訪れるであろうモデルハウスで、簡単な模型を使った口頭の説明で地震への強さを訴求しても、顧客からすると違いがよくわからないというのが正直な感想だと思います。現在よく言われている「集客は良いが、受注が取れない」というのは、こういった点での差別化が初期段階でしっかり出来ていないことも一因と思われます。

自社の強みでしっかりと差別化するため、ショールームを有効活用している住宅会社は少なくありません。ショールームにはモデルハウスには置けないような大掛かりな装置を設置することができ、リアルな体感等を通して対災害への強さや自社のこだわりを伝えて差別化することができます。今回は数ある事例の中から東日本大震災をテーマに訴求している2社の事例を取り上げてみようと思います。

栃木セキスイハイムが昨年11月にオープンしたショールーム「セキスイハイムミュージアム栃木」では、映画館などで用いられている4DX(映像・音声に合わせて座席稼働や水・風等の環境効果が体感できる装置)によって、東日本の震災を再現しています。これまでのただ揺れるだけの起震装置とは異なる形で地震の脅威を意識させると同時に、工場生産ならではの構造の精度の高さなどを訴求しています。

また宮城県のビルダー、スモリ工業のショールーム「ハウス・スタジアム」では起震装置による地震体験だけでなく、東日本大震災を経験した会社ならではの訴求を行っています。震災時に発生した津波で数多くの住宅がその被害に遭い、同社のモデルハウスにも2mの高さまで津波が迫りましたが、モデルハウスには一切水が入らなかったとのことです。これによって同社が作る住宅の気密性の高さ、対災害への強さが実証され、顧客へのアピール材料になっているとのことです。

 

こういった各社のショールーム事例を集めた資料「ハウスメーカー・厳選ビルダーの体感型ショールーム最前線」を先日発刊致しました。もしこれからショールームをオープン、リニューアルしようと検討されている会社様などいらっしゃいましたら、ご気軽にお問い合わせください。(石田)