週刊住宅産業エクスプレス―vol.1063

【1今週の視点】

4月月例経済報告/基調判断「持ち直しの動きも一部に弱さ」据え置き

●景気動向

内閣府が22日発表した4月の月例経済報告によると、国内景気の総括判断を「新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、持ち直しの動きが続いているものの、一部に弱さがみられる」とし、2カ月連続で据え置いた。

個別項目では「設備投資」を「持ち直している」とし、2カ月ぶりに上方修正する一方、「公共投資」を「高水準で底堅く推移している」とし、13カ月ぶりに下方修正した。

住宅市場は、大手中堅メーカー15社の3月受注棟数が6.2%増、3カ月ぶり増、先行指標の集客は5%増、27カ月ぶり増となった。

足元の受注は健闘しており、集客も持ち直しの動きが見られる。但し、新型コロナの感染者が拡大しており4月25日からは、東京、大阪、兵庫、京都で緊急事態宣言が発令された。

間もなく、集客の山場となるGWを迎えるが、住宅計画者の動きへの影響が懸念される。それでも中身の濃い住宅計画者が確実に動いている。感染対策を徹底し、住宅計画者の期待を裏切らない接客・商談で、一件でも多くの契約に結び付けたい。

■内閣府「月例経済報告」(令和3年4月)より
内閣府「月例経済報告」(令和3年4月)より

 

【2.イベント情報】2021年GWの販促仕掛け

~WEB戦略・新商品投入など積極的な仕掛け目立つ
 

※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…  
 

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1202 (3/18/2024) - 【1.今週の視点】 1-3月期「法人企業景気予測」/大企業全産業4四半期ぶりマイナス ●景気動向 内閣府と財務省が12日発表した令和6年1-3月期の法人企業景気予測調査によると、大企業全産業の景況判断指数(BSI/自社の…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1201 (3/12/2024) - 【1.今週の視点】 2月街角景気/現状判断2カ月ぶり改善、先行き判断4カ月連続改善 ●景気動向 内閣府が8日発表した2月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、景気の現状判断DIが51.3となり2カ月ぶりに改善した。…続きを読む
  • 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1200 (3/4/2024) - 【1.今週の視点】 1月新設住宅着工戸数▲7.5%、8カ月連続減/持家▲11.0%、26カ月連続減 ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると1月の新設住宅着工戸数は58,849戸、前年同月比▲7.5%(前年1月6.6%増…続きを読む

 

by .