【1.今週の視点】
1-3月法人企業統計/売上高2.3%増、経常利益15.1%増、設備投資額6.8%増
●企業動向
財務省が3日発表した2024年1-3月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の売上高は前年同期比2.3%増、12四半期連続の増収、経常利益は15.1%増、5四半期連続の増益となった。
幅広い業種で価格転嫁が進んだことが寄与した。
また、設備投資額は6.8%増、12四半期連続増となった。
製造業が同8.7%増、非製造業が5.8%増となる。製造業では輸送用機械や食料品、非製造業では運輸業、郵便業などがプラスに寄与した。
住宅市場は主力の戸建請負、特に急ぐ理由のない建替え層で重い動きが続いている。先行指標の集客は底打ちから上向きの兆しもあるが、住宅価格の高騰、物価高、実質賃金低下が重しとなっている。
積極的な仕掛け、迅速・丁寧な対応で住宅計画者の背中を後押ししたい。
■財務省「法人企業統計調査」
※時事通信社、JIJI.COMより
【2.顧客情報】2023年度・住宅メーカーの戸建請負に見る顧客特性
【新築比率】74%に上昇、【平均請負金額】4,548万円、前期比8.7%上昇
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1288 (12/22/2025) - 【1.今週の視点】 12月月例経済報告/基調判断「緩やかに回復」据え置き ●月例経済報告 内閣府が19日に公表した12月の「月例経済報告」によると、国内景気の基調判断を「米国の通商政策による影響が自動車産業中心にみられる…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1287 (12/15/2025) - 【1.今週の視点】 11月街角景気/現状判断・先行き判断とも7カ月ぶり悪化 ●景気動向 内閣府が8日発表した11月「景気ウォッチャー調査」(街角景気)によると、足元の景気判断を示す現状判断DIが48.7となり、前月比で0…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1286 (12/8/2025) - 【1.今週の視点】 10月景気動向指数/一致指数(足元)2カ月連続改善 ●景気動向 内閣府が5日発表した10月の「景気動向指数」(速報、2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数が前月比0.5ポイント上昇の1…続きを読む
