【1.今週の視点】
9月街角景気/【現状】2カ月ぶり改善、【先行き】3カ月ぶり改善
●景気動向
内閣府が8日発表した9月の景気ウォッチャー調査(街角景気)で景気の現状判断DIが42.1となり、前月比7.4p上昇し、2カ月ぶりに改善した。
家計・企業・雇用関連とも前月比で上昇した。
一方、2~3カ月先の景気の先行きに対する判断は56.6、前月比12.9p上昇し、3カ月ぶりに改善した。家計・企業・雇用関連とも前月比で大幅に上昇した。
内閣府では、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しさは残るものの、持ち直しの動きがみられる。
先行きについては、内外の感染症の動向を懸念しつつも、ワクチン接種の進展等によって持ち直しが続くとみる」としている。
住宅市場は、大手・中堅10社の9月受注棟数伸率が前年同月比▲1.9%、7カ月ぶり減、先行指標の集客は▲20%となった。
受注は健闘しているが展示場集客は厳しい状況が続いている。WEBの積極活用など有力商談客の確保に注力したい。
■街角景気(現状判断・先行き判断)の推移
資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」
【2.9月受注速報】主要10社計▲1.9%、7カ月ぶり減
~【受注】ローン減税駆け込みは余り目立たず/【集客】8・9月は18・19年比▲40%内外
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1274 (9/16/2025) - 【1.今週の視点】 8月街角景気/現状判断・先行き判断とも4カ月連続改善 ●景気動向 内閣府が8日に発表した8月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、足元の景気判断を示す現状判断DIが46.7となり、前月比で1.5…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1273 (9/8/2025) - 【1.今週の視点】 7月景気動向指数/一致(足元)2カ月ぶり悪化、先行3カ月連続改善 ●景気動向 内閣府が公表した7月の景気動向指数(2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数が113.3となり、前月比2.6…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1272 (9/1/2025) - 【1.今週の視点】 7月新設住宅着工戸数▲9.7%、4カ月連続減/持家▲11.1%、貸家▲13.1% ●住宅着工 国交省の建築着工統計によると7月の新設住宅着工戸数は61,409戸、前年同月比▲9.7%(前年7月▲0.2…続きを読む