週刊住宅産業エクスプレス―vol.968

【1今週の視点~パナソニックホームズ・トヨタホーム・ミサワホームの住宅事業統合し新会社「プライム ライフ テクノロジーズ」設立】

●業界動向
令和元年の5月9日、住宅業界からビッグニュースが発表された。パナソニック(株)とトヨタ自動車(株)が、街づくり事業で新しい合弁会社の設立に向けた契約を締結した。
パナソニックホームズ、トヨタホーム、ミサワホームの住宅事業を統合し、新たに合弁会社「プライム ライフ テクノロジーズ株式会社」を設立する。
トヨタ自動車が進めるモビリティサービスへの取り組みと、パナソニックが進める「くらし」のアップデートへの取り組みを融合し、街全体での新たな価値創出を目指す。
同時に、市場縮小、競争激化の住宅事業では、事業統合による事業基盤の強化も推進する。
平成が金融再編の時代であったように、新しい令和の時代は産業界の統合再編の時代となることを示唆しているようだ。
 
●2019年4月受注棟数伸率
★全体8社計・・・▲9.3%、前月比▲27.6p、13カ月ぶり減
★大手3社計・・・▲3.2%、前月比▲21.6p、12カ月ぶり減
★中堅5社計・・・▲21.0%、前月比▲38.9p、2カ月ぶり減
 
■合弁会社「プライム ライフ テクノロジーズ」の取引ストラクチャーの概要
合弁会社「プライム ライフ テクノロジーズ」の取引ストラクチャーの概要※資料/IR「パナソニック株式会社とトヨタ自動車株式会社、街づくり事業に関する合弁会社の設立」
 

【2.4月受注速報

 主要8社計▲9.3%、13カ月ぶり減
~【受注】戸建て反動減は想定内、集合プラスは予想外、【集客】▲7~8%、小休止
 

 

■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』

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