【1.今週の視点】
1月街角景気/現状・3カ月連続悪化、先行き・2カ月連続改善
●景気動向
内閣府が8日発表した1月「景気ウオッチャー調査」(街角景気)によると、景気の現状判断が前月比3.1p低下の31.2となり、3カ月連続で悪化した。
一方、2~3カ月先の景気の先行きを示す先行き判断は前月比3.8p上昇し2カ月連続の改善となった。
内閣府では景気の総括判断を「新型コロナウイルス感染症の影響により、このところ弱まっている」とし、3カ月連続で下方修正した。
住宅市場は、大手・中堅15社の1月受注棟数が前年同月比▲1.8%、2カ月ぶり減となった。集客減、緊急事態宣言の厳しい市場環境の中で何とか踏ん張っているが、先行指標の1月集客はほぼ半減となっている。
コロナ禍での住宅・暮らし方への関心の高まりは後押し材料だが、建替え中心に慎重な顧客も多い。
顧客や市場の変化に対応したニューノーマルやレジリエンス仕様など柔軟な提案で背中を後押ししたい。
●2021年1月受注棟数伸率
★全体15社計…▲1.8%、前月比6.4p低下、2カ月ぶり減
★大手10社計…▲4.5%、前月比7.1p低下、2カ月ぶり減
★中堅 5社計…9.5%増、前月比6.5p低下、3カ月連続増
■街角景気の推移
資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」
【2.1月受注速報】主要15社計▲1.8%、2カ月ぶり減
~主要15社計▲1.8%、2カ月ぶり減
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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