大和ハウスのシェアハウス

先日、大和ハウス工業が名古屋駅近くでお披露目をした大型複合型賃貸マンション「ロイヤルパークスERささしま」。
430戸と大型であるだけでなく、二世帯賃貸を設けたり、バリ島のリゾートをコンセプトとした共用スペース、有料老人ホームや認可保育園、コンビニ、入居者専用温泉などが入るほか、災害時対応のヘリコプターホバリングスペースも設置するなど、充実した機能を有した賃貸住宅です。

このように目玉がたくさんありますが、特に注目したのが、この中に設けられたシェアルームです。東海地区最大級となる130室を設置。具体的には、まず個室については、部屋そのものは1人入居が基本となり、ベッド及びデスクとミニ冷蔵庫を設置。

4~8室をワンロットとし、ロット内は男女を区分しています。このロットそれぞれの共用設備としては、シャワーブース、洗面、トイレ、ミニキッチン、洗濯乾燥機が設けられています。

これ以外に130室の共用コミュニケーションスペースとして、約530㎡の大型LDKを設置。これについては別掲した図をご覧頂いた方が早そうなので、文字で書くのは割愛しますが、ここで食事を入居者とシェアしながら作ったり、くつろぐことが可能な他、お風呂に関しては、前述した入居者専用温泉を無料で利用することが出来るなど、コミュニケーションを深めることが十分出来る仕組みが整ったシェアルームとされています。

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あとは、運営会社としてどこまでイベントなどを仕掛けるかなど、ソフト面での仕掛けは必要と思いますが、これについてはまだ手探り中との話で、入居が始まってからの各種施策には期待したいところです。

入居募集は本格的には今月からとなるものの、既にシェアルーム130室の内、100室は入居が決まっているとのこと。全て法人契約で、新卒社員の寮的な活用が多いとのことですが、徒歩2分程度のところに愛知大学もありますので、満室スタートは十分可能と思われます。

肝心の家賃は、家賃5.5~6万円+共益費0.6万円+水光熱費0.9万円の価格で設定。名古屋駅から同じくらいの距離感の1Rもしくは1K新築マンションの現在の相場が共益費込で6.5万円内外~ですので、決して高いわけでもないと思われます。

それでいて個々のコミュニケーション力を始めとする人間力を高めたり、人脈形成に繋がったりとのプラスの可能性が秘められていると思われ、法人契約が先行するのも分かるような気がします。(清水)

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この記事の著者

清水 直人

住友林業(株)での8年間の営業現場経験の後、2001年3月に住宅産業研究所へ入社。現場営業マンや各地のメーカー・ビルダーへの直接取材を行い、時代にあった住宅販売戦術を分析。それらの分析情報をもとに研修・講演業務を実施している。
一方で月刊TACTなどへの執筆活動も実施。最近はアパート市場の販売分析にも注力し、専業会社他でも研修を行っている。