販促だけではないVRの可能性

昨年は「VR元年」と呼ばれ、各業界で活用されております。住宅業界でも例に漏れず、メーカー、ビルダー問わず、様々な試みがされています。ただ、活用方法や可能性も含め模索中というのが本音ではないでしょうか。
先日取材を行ったフリーダムアーキテクツデザイン株式会社、こちらでは販促的な面だけではなく、違う側面からVRを活用している好例です。
同社が2月より開始する「VRアーキテクツシステム」。こちらの大きな特徴は3Dで作成した設計段階の家を、VRを使い自由に歩くことができるという点です。このシステムによって、スケール感や建材、インテリアの組み合わせ、コンセントの位置まで初期段階から客と細部にわたり、打ち合わせすることが出来ます。
この他に社内で教育的な側面からもVRを活用しております。それはVR化された設計済み、若しくは設計中の住宅を設計士同士が見ることによって、お互いのレベルアップを図っているということです。
同社はここ一年で新しく10人ほど設計士を採用、今後はVRによるトレーニング効果も期待し、新卒採用も増やし、規模も拡大させる予定とのことです。(石田)

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